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神の裁きによって絶滅!?南米・ペルーの「犬のような顔と鋭い牙を持つ巨人族」

 アトラスでは、何度か南米のパタゴニアにいたという巨人族「パタゴン」について紹介した。

 現在では背の高い原住民の話が誇張されて定着してしまったと見られているが、他にも南米には巨人が棲息しているという話が存在していたようだ。

 16世紀、インカ帝国がスペインの征服者フランシスコ・ピサロによって滅ぼされる。この一部始終を記録した書物が1533年に成立したシエサ・デ・レオンの『ペルー年代記』である。しかし、この本の中には他にも様々な事が記されており、中にはインディオ達より聞いた古い伝説などもあった。




 それによると、クスコ近くのアンデス山脈には、犬のような顔と鋭い牙を持つ巨人族がいたという報告があり、またかつてアメリカ大陸には巨人族が住んでいたと信じられていたという。

 後者は遠い昔、バルサで出来た船で海を越えて渡ってきたが、原住民に対し多くの悪事を働いたため、神によって滅ぼされてしまったのだという。

 その際には天空から火の塊が轟音と共に降ってきたとされており、巨人族は業火で焼き尽くされて、後には僅かな骨を残すのみであったという。
 
(加藤文規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)