洋の東西を問わず、その地に昔から語り継がれている幽霊の伝説は多数存在する。場合によっては昔話の人物として受け入れられている幽霊が、現代でも姿を現したとしたらどうだろうか。
イギリス・ノッティンガムシャーのティバースール・トレイルの森は、昔から幽霊の伝説で有名な場所。先日、この森を心霊ツアーで訪れた人々は衝撃の体験をすることとなった。
この森に出る有名な幽霊はマーガレット・ムーアという女性の霊だ。彼女は3人の子供を亡くした後、残りの子供の命を救うために1647年に悪魔と協定を結んで魔女になったと告白した。彼女の魂は亡くなった後もこの森をさ迷っているとされ「ムーアの魔女」の名前で呼ばれている。
また、この森には受刑者を処刑し、吊るして晒していた辻も存在している。この場で処刑された人物の中には、ある人物を殺すために悪魔と契約して使い魔を送りこんだと自白したカンムズという名の男性がいる。彼は死刑判決を受けた後にここで処刑され死体を晒されたが、悪魔と契約した呪いのためか、今も浮かばれぬ魂が辻に現れると伝えられていた。
そんなティバースール・トレイルの森で行われた心霊ツアーにて、参加者の多くが不気味な体験をし、心霊写真の撮影にも成功してしまうという事態が発生した。
参加者らからは女性の声や処刑された人々の声を聞いたという証言が続出。処刑人を晒した辻で不気味な声を聞いた参加者が周囲を撮影すると、梢の間からこちらを伺う不気味な顔が撮れてしまったというのだ。
参加者の中には幽霊を信じていない人や懐疑派の人も多かったが、相次ぐ怪異に「本当に伝説の幽霊が我々の側にいたのではないか」と考えを改める人も少なくなかったようだ。
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Dad snaps face of witch hanged in 1647 who ‘whispered to him through haunted tree’
(加藤史規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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