秘密結社の作り上げた英知の結晶 フリーメイソンが編纂した世界初の百科事典

世界を裏から操るとされている現存する秘密結社「フリーメイソン」。

その構成員の中にはアメリカ大統領を初めとする各国の首脳も含まれており、秘密裏に会議が行われ世界各国の動向が決定されてきたとされている。

そんな国や宗教の垣根を超えて繋がるフリーメイソンが古来より最も重要視してきたのは「情報」だったという。

フリーメイソンは元々古代の都市建築に携わっていた石工の集団が結成した組合であったため、互いに加工技術や国境を越えて仕事場である国に行く方法、また現地に着いた際に上手く仕事が出来るよう有力者に取り入る事など、様々な情報を交換し合っていたとされている。

勿論、これらの情報は非常に有益で、他の人々に知られてはいけない重要なものである。そこでフリーメイソンでは交わされた内容を絶対に口外しないなど、徹底した秘密主義を持つようになっていったのである。

そんなフリーメイソンは世界で初めてある重要な物をこの世に生み出した組織としても知られている。それは「百科事典」だ。




1728年、イギリスで出版された世界初の百科事典「チェンバーズ百科事典」は当時注目を集めていたニュートンの「万有引力の法則」を初めとする近代化学理論の多くを収録している。

この編纂に携わったイーフレイム・チェインバーズ、出版元社長のジョン・シーネックスの両者はフリーメイソンであり、シーネックスは後に「フリーメイソン憲章」という組織の関連書籍も出版している。

現在でもフリーメイソンは、エシュロンなどを利用して世界中の情報を集め、掌握することで世界を意のままに操ろうとしている……という陰謀論がある。

だが、百科事典の編纂に携わるなど、昔から最新の情報を集めることに尽力していたという事実があるという事は、陰謀論で語られた内容も全てが荒唐無稽な物とは言い切れないのではないだろうか。



また、この百科事典の翻訳にはフランスの哲学者であり思想家のモンテスキュー、ヴォルテール、ジャン=ジャック・ルソーらが関わっていたとされている。

彼らはいずれも後年フランスで起きるフランス革命の立て役者だ。「自由・平等・博愛」の精神を掲げるフリーメイソンの思想が彼らに伝わり、フランス革命の思想的な下地を作る手助けになったのだろうか。

(加藤文規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)




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