マレーシア機行方不明事件は、オーストラリア近海に墜落したということで幕引きされそうだが、背景には中国 VS インドの政治的対立があったのではないかと指摘されている。
インドが日本と同じように中国の侵略に手を焼いている。中国としてインド洋に海軍の拠点が欲しいという本音がある。だがインドとしては、モルディブに中国海軍の拠点を作られた場合、喉元に刃物を突きつけられるような状態になる。
このつばぜり合いを制しつつあるのが、中国であった。実は中国はモルディブの政治家を買収し一部を子飼いに組み入れ、さらに中国・モルディブ両政府は2012年12月、軍事協定に調印している。つまり、モルディブは中国陣営の国家なのである。
さらに、いままでインドの民間企業が運営していたマレ国際空港の管理業務契約は破棄され、いまや中国が管理しているのだ。しかも、現在マレ国際航空には中国軍が滞在しており、周辺は戒厳令のような緊張感が漂っている。
よく考えてもらいたい。マレーシア機が行方不明になった直後、8日午前6時15分ごろ、その目撃情報がモルディブから寄せられたことを…。不気味なことにマレーシア機が超低空飛行していた方角の先には、マレ国際空港があるのだ。
既にマレーシア機はマレ国際航空に強制着陸させられているという。中国はなぜこの飛行機を自国の管理する空港に着陸させたのだろうか。
一説にはインド側のエージェントが乗っていたとも、中国側の情報を他国に売り飛ばす中国人の裏切り者がいるとも言われている。
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