地球の生命は果たして、どこから来たのだろうか?
多くの科学者が研究しているが、未だに結論の出ていない問題の一つが、地球の生命誕生のメカニズムだ。
地球に生じた有機物に化学変化が加わって原始生命体が誕生したという説や、彗星や隕石に付着した生命のもととなる有機物からとする説もある。
この生命の誕生をオカルト的な視点からみると、世界各地の遺跡から宇宙人を表現したとしか思えない独特な図形の壁画や遺物が出土することも手伝って、「宇宙人が地球の生命の出現に何らかの影響を与えていたのではないか」とする説が出てくる。
そんな説を裏付けるようなオーパーツが、なんと28億年前の地層から発見されている。
それがこの南アフリカはヨハネスブルクにて発見された謎の金属球だ。
この金属球は大きさ4センチから6センチ程度、いずれもほぼ真ん中の部分に結合した跡のような溝があり、中は空洞で有機物が入っていた痕跡があったという。中には劣化して錆が目立つものや壊れてしまっているものもあるが、保存状態の良い物は真球に近い形状であることが解る。
また、球体の中には土星の衛星イアペタスに酷似した形状のものも存在していた。
イアペタスはその形状や成分から、普通の惑星とは違った点が多く、また宇宙人の基地ではないかとする説も出てきている変わった衛星である。
このイアペタスの姿は近年の惑星探査機による調査でようやく判明したものなので、古代人が知り得るはずがない。ましてや出土した地層の年代、28億年前の地球には高等な生命体など存在しなかったはずなのだ。
これらの点から、この球体について「異星人が地球に投下した生命の種」であるとする説を唱える人もいる。勿論その一方で、地質作用によって自然に生じたものとする説も存在している。
果たして、この奇妙で神秘的な球体の正体は何なのだろうか?
(飯山俊樹 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)