世界中には、古代から何の目的で作成されたのか解らない地上絵が存在する。現在では周囲に存在する同年代の遺跡等、研究の結果より作成方法やおおよその作成目的・用途が推測されているものの、未だに謎の多い遺跡となっている。
そんな地上絵のようなものが海の底にも存在している事を、以前アトラスにて報告した。前回はメキシコ湾であったが、今回はカリブ海、南米のベネズエラ近くである。
問題の地上絵と思われるものは、グーグル・マップにて発見された。海底の様子を拡大していくと、そこには直線で構成された幾何学的な図形が存在していることが解る。大きさは長い所で約107キロメートル、直線が交差して三角形やひし形を造っている。よく見ると、海底よりも一段高くなっているのか、隆起して回廊状になっているようにも思われる。
この海底の奇妙な図形に関しては諸説が入り乱れている。過去に地上に存在したものが地殻変動で海底に沈んだのではないかという説や、人工的なものに見えるため、海中に作られたUFOの基地ではないかという説も存在している。
また、この回廊状になっている地上絵の縁や周囲をよく見てみると、小さな黒い構造体が一定間隔で並んでいる事が判明している。
はたして、この物体は何なのだろうか。岩などを等間隔に並べて設置したことも考えられるが、人が容易に立ち入ることのできない海底では考えられず、また整列した状態でいつまでも残り続けることの説明がつかない。
この非常に奇妙な地形の謎の解明は、地上絵よりも難しいものになりそうだ。
(飯山俊樹 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)