校庭に描かれた図形は何者かへのメッセージだったのか?「校庭に”9”事件」

 今から29年前の1988年2月22日の朝、東京都世田谷区鎌田の区立砧南中学校の校庭に奇妙な図形が出現して話題になった。

 広い校庭に数多くの机を並べ、数字の「9」に見える図形が作成されていたのだ。




 図形の作成に用いられたのは、校内の教室にあった机447個。机で描いた「9」の字の横には9個の椅子がまるで「.(ピリオド)」のように小さな円を描いて並べられていた。

 前日の21日午前1時頃に覆面を被り軍手をはめた複数の男性が侵入し、宿直室の警備員を粘着テープとビニール紐で縛ってトイレに監禁。三時間後に警備員が自力で脱出したところ、校庭に机が並べられているのを発見して警察に通報した。

 図形を作るのに使用した机は宿直室とは別の棟にある校舎の教室から運ばれてきていたこと、非常に大掛かりな作業で計画的な犯行であったために複数人による犯行だとみられた。また、類似のケースが見られない事件でもあったことから、何らかの社会的メッセージが載せられているものではないか、とする意見が出てきた。

 特に当時の週刊誌などのメディアは「9」の文字には当時の社会に対する何らかのメッセージが込められている、等と面白おかしく推測して報道していたところもあったという。




 前日の21日が日曜日であったこともあり、目撃者は少なく捜査には時間がかかったが、後に非行少年が主導して仲間内で作成した悪戯だと判明。   
 「9」の意味は、少年隊と光GENJIを合わせた十人から一を引いたものであり、そこまで深い意味はなかったようだ。また、作成には約3時間はかかったとも答えている。 

 この事件は当時非常に注目されたため、後日他の学校でも類似の事件が何件か発生した。

(勝木孝幸 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©写真素材足成




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