幽霊自転車、幽霊飛行機…乗り物ごと現れる幽霊とは

 筆者は様々な人から心霊体験を聞き取りしている。その中で前々から不思議に思っていることなのだが、実際に証言者が体験した話や流布話(都市伝説)に関わらず、幽霊が”乗り物ごと幽霊”となって出てくることである。

 つまり、自動車に乗った幽霊や自転車に乗った幽霊が、乗り物に乗ったまま幽霊として出現している事例が、あちこちで確認できるのだ。例えば、生前にその人が乗っていた自転車ごと幽霊として出現したり、昭和の頃の古いタクシーが幽霊運転手と一緒に出現するという話が時々ある。




 筆者の縁戚にあたるHさんが娘さんから聞いた話によると、久留米市の某公園に池に自転車ごと落下し死亡した老婆は、ずぶ濡れのまま自転車に乗って現れ、公園の利用者を脅かしたと言われている。この幽霊は地元で『サイクリングばあちゃん』と呼ばれ、有名な都市伝説となっているらしい。

 この際、実際に生前老婆が使っていた自転車はどうなっているのであろうか。多分、死体引き上げの際、遺族によって自転車も処分されているはずである。では、幽霊となった老婆が乗っている自転車はどこから持ってきたのか。このあたりに幽霊現象の真髄が隠されているように思えてならない。

 他にも、墜落した飛行機が飛行場に着陸を求めてくるという都市伝説もある。これなどはパイロットと飛行機が幽霊化しているわけだ。しかも、何度見ても飛行機の姿が確認できないにも関わらず、飛行機が飛んでいる音だけは聞こえたとされている。




 また、バイクが幽霊化することもあるし、電車が『幽霊電車』になる場合もある。都内で電車が走ってない時間に死者を乗せて走る『幽霊電車』と目撃したと主張する人も存在する。

 では何故、幽霊と乗り物が一体化して出てくるのか。ふと考えてみると、世の東西を問わず幽霊は馬に乗ったまま出現する事例が多い。また、幽霊船などは船ごと幽霊化している。つまり、乗り物(馬や機械を問わず)は、人の霊と一緒に幽霊化することがありうる。そのうち宇宙船の幽霊が語られる時代が来るかもしれない。

(山口敏太郎 ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)

※画像 ©PIXABAY

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