2014年、ロシアのボリショイ・チャッハ山に存在する洞窟にて、探検家のチームがある奇妙な物体を発見した。
全体が灰色で人の頭蓋骨のように思われるが、つり上がった眼窩は宇宙人を思わせる。頭部はまるで兎の耳のように後方に大きな突起が二つ出ており、眼窩も人間に比べると非常に大きなものとなっている。また頭蓋冠と顎の骨が存在していなかった。しかも、奇妙なことに、この現場からはもう一つ、奇妙な物体が発見されていた。
それはナチスドイツの紋章が入ったブリーフケースだったのである。側面には白いルーン文字に加え、ナチスの紋章も残っていた。こちらのブリーフケースは同じ洞窟で地元の人間が発見し、戦争の遺物と思って保管していたもので、紋章から1935年にハインリヒ・ヒムラーによって設立された機関アレン・レベのものである事が判明した。
ナチスドイツがオカルトに傾倒していた事は非常に有名であり、連合国の指導者や有力者を呪殺しようとしたり、地下帝国や不老不死、UFO開発など荒唐無稽なものに対しても、大真面目に研究していたとされている。このことから、この頭蓋骨はナチスが秘密裏に召喚した悪魔や宇宙人のものなのではないかとする説が出てきている。
この頭蓋骨に対して、ロシアで専門的な検査も行われている。その結果、なんとヒトとは違うDNAを持っているという結論が出てしまったのである。外見的特徴も、熊などとは違うという鑑定がなされている。果たして、本当に宇宙人の頭蓋骨だったのだろうか?
一方で、この頭蓋骨に関して大きな動物の骨盤を加工し、顔のように削って整形したものではないかとする説も出てきている。また、ある古生物学者は長い間砂に晒されていた痕跡があるため、水などに削られて形状が大きく変形してしまった可能性があると述べている。
この頭蓋骨に関しては、ブリーフケースと共に関係施設に保管されており、現在も研究中とのことである。
(飯山俊樹 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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※画像はYOUTUBEからのキャプチャ