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小さいおじさんに会いに行ける?「ニングルの森(ニングルテラス)」

 ニングルテラス、別名ニングルの森は、新富良野プリンスホテルの敷地内にある、森とログショップが融合したショッピングストリートである。ニングルの森内には15軒の店が建ち並ぶ。ショップでは美味しい食べ物や富良野の民芸品が売っていることでも人気を集めている。

  ニングルの森の「ニングル」はアイヌ語で、「小さい人」を意味する。小さい人と言っても、近年有名人が目撃して一躍有名になった「小さいおじさん」とは少し異なる。倉本聰氏の著書『ニングルの森』によると、ニングルとは身長が15センチ程の北海道の森の住人であるという。彼らは森の知恵者と言われ、他の森に棲む動物たちと仲良く共存している。




 ニングルが棲んでいるような森をイメージしているためか、ニングルの森に一歩足を踏み入れると、まるで自分がニングルになったような感覚になる。そんな感覚に陥る人は一人ではないのか、ニングルの森を歩く人々はどこか、外の世界や大人の自分を忘れて、童心に返ったような表情の人が多い。誰も彼も、何もかもに一喜一憂し、不思議なものを目にすると好奇心で目をキラキラさせて夢中になった、子供の頃の自分を思い出しているかのようだ。

 大人になって忘れてしまったり、失ってしまうものは数多くある。失ったものを取り戻したいと少しでも思って居る人は、ニングルの森を訪れて、一度童心に返ってみては如何だろうか。

(監修:山口敏太郎/田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)