お正月と言えば鏡餅。そんな鏡餅で日本最大級のものが毎年愛知県名古屋市の熱田神宮に奉納される。約70年前から、豊作を願って奉納されるもので、今年は直径約1・5メートル、重さ約450キロでザボンが5個載っているもの。こちらは1月8日の鏡開きで参拝者に振る舞われるという。
そんな愛知県名古屋市の熱田神宮は、国内屈指のパワースポットとして知られる。
「三種の神器」の一つである草薙剣(天叢雲剣)をご神体として祀り、創建は景行天皇43年(113年)であるから、今年(2017年)は創始から1904年目になる。古くから権威ある神社として篤く崇敬され、かの織田信長が桶狭間の戦い直前に戦勝祈願をした事でも有名だ。今回は悠久の歴史と豊かな自然を誇る「熱田さん」の中でも特に注目のスポットを紹介しよう。
熱田神宮の境内、約6万坪という広大な敷地には本宮、別宮一社、摂社八社、末社十九社が祀られ、神苑には様々な樹木が生い茂る。
まず正門から本宮へ向かって参道を進んでいくと、弘法大師お手植えの「大楠」が見えてくるはずだ。樹齢約1000年、その厳粛な姿には誰もが自ずと襟を正す凄みがある。圧倒的な生命のパワーを感じて欲しい。ご神木を仰ぎ見て、清々しい気持ちになったら次は根元を見てみよう。そこには生卵がお供えされている。これはご神木に棲む蛇の為に用意されているとの事。
蛇は時々姿を見せてくれるらしい。もし現れたら幸運に感謝しよう。
(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)