巷で心霊写真として騒がれているものは、その殆どがレンズゴーストや露光、残像や角度の関係で普通の写真とは違った風に写ってしまい、あたかも異様な見た目になってしまうものが殆どだ。だが、中にはそうとも言えないものも存在している。
こちらはイギリスのグラスゴー在住の40代の男性が撮影したスマートフォンの写真に写っていたもの。室内を捉えたものなのだが、まばゆく白い光が真っ直ぐに画面に走っている。
なお、これと似たタイプの心霊写真は撮影しようと思えばできなくはない。レンズの前にストラップが垂れ下がっていたりすると、カメラのフラッシュやピントの関係で白く半透明のひも状の画像が写り込むのだ。だが、この写真のように光る筋として写り込むケースは非常に珍しい。
とはいえ、この写真を撮影した男性も、初めは撮影したときに光が入り込んだか、レンズの不具合等でこのようなものが写ってしまったのだろうと考えていたようだ。つまり、初めから撮影ミスと考えていて心霊写真だと思っていなかったのである。
だが、彼は写真を観察していてある事に気が付いた。白く光る筋をよく見てみると、その下にあるベッドや布団などの家具に影を落としている事に気が付いたのである。前述のストラップや光が入り込んだ場合では、ただ光る何かが画像に被さっているだけで実体が無いものである事が解るものとなっている。だが、こちらの写真ではまるで光る何かが実際に室内に存在していたように考えられるものとなっているのだ。当然、撮影者の男性は撮影時、カメラの前を何かが横切ったりはしていないと回答している。
果たして、この写真に写ってしまったものは何だったのだろうか。肉眼では捉えられないが、実体のある何かが横切ったとでも言うのだろうか。海外の心霊研究家は、この写真は非常に珍しいケースであるとして更なる検証を行っていく予定であるという。
(加藤文則 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)