2016年の大晦日に放送されるNHK紅白歌合戦の出場歌手のラインナップが発表された。
今年で紅白歌合戦出場40周年だった和田アキ子の落選、本誌でも触れた何故かヒット曲が一曲しかないにも関わらず四年連続で出橋していたゴールデンボンバーの七不思議が終わるなど、悲喜交々のドラマが発生している。
今回の紅白歌合戦の見所のひとつは、ライバル同士の生き様の比較である。
例えば、NHKのオリンピック中継のテーマ曲を歌っていた安室奈美恵は紅白歌合戦当確と見られていたが、落選してしまった。
その理由は諸説あるものの、『とと姉ちゃん』のテーマソングを歌っていた宇多田ヒカルが中継で出場することに対してフルコーラスを歌う事を主張し、敬遠されたと噂されている。
今や亡くなった母親 藤圭子とそっくりになった宇多田ヒカルの姿を見るとき安室奈美恵との歌姫争いがあったことを夢想するのも良いかもしれない。
また、ベッキーとの不倫騒動で株を下げたゲス乙女は当然ながら落選した。だが、昨年ゲス乙女が選ばれたとき関係者の間ではセカオワを下ろそうという意見があった。つまり、セカオワとゲス乙女の入れ替えプランがあったのだ。だが、今や再び地位は逆転しセカオワの世界進出の様子がNHKが放送されるに至った。
紅白歌合戦関係者の中でも二つの人脈が対抗していた。セカオワを推すグループに対抗するために、ゲス乙女を強引に入れた勢力があったわけだ。その勢力の発言力が低下したのは言うまでもない。
お笑い枠の取り合いも白熱した。世界的にはピコ太郎が評価が高かったが、RADIO FISHの活動実績と芸術性を評価され、正式出場となった。ピコ太郎は企画扱いになったが、ピコ太郎人気がyoutubeから火がついたことがマイナスであった。ネット嫌いのテレビマンからのプッシュを得られなかったのが敗因であろう。
悲喜交々のライバルたちのドラマが紅白歌合戦にはある。そんな想いを抱きながら鑑賞するのも新しい楽しみ方かもしれない。
(白井たすき ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)
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