「ピンクの巨大ウサギ」をググるとGooglemapに写し出された、巨大なウサギのようなぬいぐるみが表示されることがある。
場所はイタリア北西部のピエモンテ州のアルテジナという丘の上で、イタリアのなかでも特に緑豊かな場所として知られている。
しかし、一体なぜ丘のうえにこんなものが?
これはオーストリア・ウィーンの「ゼラチン」というアーティストグループが製作した芸術作品なのだという。
全長は約60メートル、側面の高さは6メートルという巨大なもので2005年からこの丘に展示してあるという。
2005年といえばGooglemapがはじめて実用された年でもありGooglemapで話題になることも視野にいれて製作されたものと思われる。
一見するとピンク色で可愛いうさぎだが、作者の嗜好故かよく見ると脇腹から臓物がたくさん飛び出しており顔もグチャグチャでかなりリアルでグロい。内臓系が苦手な人はググらないほうがいいだろう。
ちなみにこの作品は2025年まで20年間、この丘に展示(放置)されているのだが、大量の毛糸で作られているため劣化が酷い。
現在、Googlemapで調べるとウサギの形をした何かがウッスラと見えるだけである。2025年まであと9年もあるが展示終了の頃には恐らく跡形もなく消えていると思われる。
(アリナックス城井 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
※写真はGOOGLE MAPより