今年生誕100年ということもあり、改めてその功績が再評価されている昭和の政治家で第64代・65代総理大臣の田中角栄。

そんな角栄の逸話であるが、芸能界には古くからこんな都市伝説が囁かれている。それが、「田中角栄のドラマ化は遺族の意向で映像化されない」というものである。

噂によると、昭和の大政治家として知られている角栄だけに、今までにその一生をドラマ化したいというドラマプロデューサーの数はとても数が多かったという。しかし、遺族の一部がドラマ放送を許可せず、何作品かが撮影されたが実際に放送されることなくお蔵入りになっている。

特に有名なのが、2003年内に放送予定だった『戦後最大の疑獄事件! ドラマ…ロッキード事件』(日本テレビ)である。




このドラマは角栄役に津川雅彦、ロッキード事件のキーマンである小佐野賢治役には津川の実兄、長門裕之が演じることが発表され、大きな話題となっていた。(※製作決定の記者会見も行われていた)が、放送直前になり遺族からクレームがついたことで、突如放送中止となり、以来作品自体が日の目を見ていない。

津川兄弟以外のキャストも阿部寛、長嶋一茂、大鶴義丹、本田博太郎といった豪華出演陣だったために、今でもお蔵入りを惜しむ声は多い。

また、2004年にはフジテレビが『田中角栄~異形の将軍』という小説のドラマ化を企画し、角栄役をビートたけしに依頼し、実際に撮影も行われていたが、こちらも遺族からドラマ化反対の声があり、撮影が中止されたという噂がある。




もっとも、すべての映像化がダメというわけではなく、角栄が脇役として出演するようなドラマであれば問題ないそうで、2016年にNHKで放送された『シリーズ未解決事件』の「ロッキード事件編」では角栄を石橋凌が演じて好評を得ている。

今年2018年は角栄の生誕100周年であるとともに、去る8月4日には俳優の津川が亡くなった年でもある。田中元総理および津川を記憶するという意味でも、今年こそ『戦後最大の疑獄事件! ドラマ…ロッキード事件』を放送してほしいという視聴者は多いと想像できる。しかしながら、肝心の日本テレビはどのように考えているのだろうか。

(文:安坂由美彦 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)

画像『カラー版 素顔の田中角栄 密着! 最後の1000日間 (宝島社新書)

 

関連記事

最近の投稿

ページ上部へ戻る