自動車関連の実話怪談としてよく聞かれるものに、「走行中の車にしがみつく幽霊」の話が上げられる。そんな怪談を思い起こさせるような驚きの動画がタイで撮影されて話題になっている。
こちらはタイの首都バンコク中心部の主要幹線道路にて１３日の午後６時３０分頃に撮影されたものである。
雰囲気としては夕方の首都高を想像して頂くと解りやすいだろうか。多くの車がかなりのスピードを出して走行している中、一台の赤いスポーツカーが目に留まる。よく見ると、このスポーツカーの後部に、ストライプ模様の服を着た髪の長い若い女性が座っているのだ。
車はかなりのスピードが出ており、カーブを曲がる時は外側に膨らんでいる事も動画から見て取れる。しかし、女性は何ら気にすることなく、ずっと車の上に腰掛け続けているのだ。
果たして、この女性は何なのだろうか。あまりにも動じていないので、良くできた人形ではないかという意見も出たが、動画をよく見ると女性は時々体を動かしている事が解る。最近はスマートフォンを利用して、危険な自撮り動画などをネットに上げて反応を楽しむ若者も多い。この女性も車を運転していた人物らと組んで、そんな危険な動画を撮影しようとしていたのだろうか？
だが、同様の内容を撮影した動画はこの動画以外には存在しておらず、また動画に写っている車も、撮影を行っているようには見えない。
動画をよく見ていくと、女性の姿が一瞬だけ消えてしまうようにも見える。これらの点から、実在する人物ではなく幽霊ではないかと、撮影者や動画を見た人々も考えたようだ。
この動画を撮影していた人物は、車のナンバープレートも控えていたため、実際に危険運転を行っていた場合は非常に問題だと考えて同乗していた友人と共に動画を警察に提出、相談したという。
警察の捜査によって、同じナンバーの車両が割り出されたそうだが、それは茶色いオペルでタクシー会社が所有していた車両であり、色や形状が全く違うものであったという。だとするならば、この赤い車そのものが幽霊だったのだろうか？
警察は今も、危険運転でこの車両の追跡調査を行っているという。
（加藤文規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部）
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Terrified driver films ‘ghost girl’ sitting on top of car speeding along busy main road
