アメリカなど諸外国では、野生動物の観測用に山や森の中に監視カメラを仕掛けておくことが多い。
私有地に一般のハンターが狩猟用として仕掛ける事も多く、我々が思う以上に森のなかには監視カメラが多く設置されているのである。
こういった監視カメラは24時間稼動しているため、野生動物だけではなく思いもよらないものが捉えられてしまう事もある。
本アトラスでも何度か監視カメラに捕らえられた奇妙な生物について紹介してきたが、今回の奇妙な生物はこれまでにはないほどはっきり、しっかりとその姿が映し出されてしまったことで注目を集めている。
問題の生物はアメリカのバージニア州にて、今年9月28日に撮影されたもの。夕方6時から7時過ぎ頃までに何度かカメラの前を横切る様子が複数回撮影されていたのだが、そこには白い肌をした四つん這いで動く生物が写り込んでいたのである。
激しく動きまわっていたようで一つは上半身と顔らしきものが大きくぶれて写っている。そしてもう一枚は……そう、明らかに裸の成人男性にしか見えないのである。
これを見たバージニア工科大学准教授マルセラ・ケリー氏は、生物の検証も何もなく、これは一体誰なのか疑問に思う、というコメントを残している。
このような森のなかに設置された監視カメラが捉えてしまった謎の生物の姿としては、本アトラスでも紹介した「モルガン・ビースト」や「ルイジアナのスキンウォーカー」が有名だが、後者のスキンウォーカーは人間の扮装である確率が高いと見られていた。だが、一方でモルガン・ビーストは未だに正体不明となっている。
今回映ってしまったものは、監視カメラの存在を知った人物がわざと森の中で、近年目撃されている未確認生物に見えるようにして監視カメラの前に現れたイタズラなのではないだろうか。
(加藤文則 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)