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「ニホンオオカミ」復活計画が始動?!「オオカミフォーラム」が発表

10月20日、西日本新聞の報道によると福岡県添田町の住民グループはシカやイノシシによる害を防ぐため「オオカミフォーラム」を結成。海外からオオカミを輸入して山に放つ計画を発表した。

福岡県ではここ数年で害獣によって畑が荒らされたり、怪我をする人が絶えず、オオカミの導入は以前より計画されていたという。




本計画はかつて日本にいた野生のオオカミ「ニホンオオカミ」復活プランも担っており、現に同フォーラムの会長は会見にて「食物連鎖の頂点(オオカミ)が復活すれば、自然環境のバランスは回復する」と語っている。

この「人工ニホンオオカミ」とも言えるプランは近隣住人からも「人が襲われる危険性はないのか?」と反対意見が出ているほか、ネットでは「ニホンオオカミが絶滅した背景をもっと調べたほうがいいのではないか」という意見も出ている。

ニホンオオカミはかつて日本全国に広く分布していた野生のオオカミだが、1910年に福井県にて最後と思われる一匹が人間に殺されたのを最後に目撃されていない。




絶滅したキッカケは明治時代に西洋犬がやってきたことによる狂犬病・伝染病の罹患で大量に駆除されたたほか、「狼信仰」による宗教上の理由で処分されたという説がある。

しかし、ニホンオオカミは平成の今も捕獲こそされていないまでも、似たような個体が写真に収められることもある。

今回のプロジェクトは「野生のオオカミ復活」だが、海外のオオカミを野生に放つことにより、再び狂犬病のリスクももちろんあり計画が実行されるかどうかは今後の話し合い次第だという。

(文:網元メロンパン ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

ニホンオオカミ