ノーベル賞、アカデミー賞、グラミー賞… 有名賞にまつわるジンクス

 世界には様々な賞があるが、その賞には様々なジンクスがある。

 今年のノーベル医学・ 生理学賞では日本の大隅良典教授がオートファジーで受賞した。一方で近年ノーベル文学賞の有力候補とされ注目されている作家の 村上春樹氏は、惜しくも受賞を逃してしまった。そんな村上春樹がノーベル文学賞を逃してしまう背景には「中国の呪い」があるという都市伝説がある。




 2012年のノーベル文学賞は中国の莫言氏が受賞したのだが、その際に語られた都市伝説だ。

 村上春樹氏の父親が戦時中、 中国を転戦しショッキングな体験をしたらしく、その時の体験を子供の頃の村上春樹氏に聞かせ、 中国に関することがトラウマになったというのだ。そのせいか、村上氏は中華料理を食べれなくなり、中国に関する話のNGとなってしまった。2012年に受賞を逃した際には中国の呪いが立ちふさがったという噂だったのだが、元々は東京スポーツの記事からきた都市伝説である。

 またノーベル賞受賞者は高齢の人から順に受賞となるように思われるため、村上春樹氏の受賞はもう少し先になるのではないだろうか。

 アカデミー賞に関するジンクスは多い。

 SF大作やアイドル俳優は受賞しないとか、ゴールデングローブ賞を獲れば、間違いなくアカデミー賞も受賞するとか、またオスカー主演女優賞を受賞すると離婚(別居)するというジンクスもある。

 その実例を列記してみよう。

『ミリオンダラー・ベイビー』 で主演女優賞を二度目の受賞をしたヒラリー・スワンクが離婚。『チョコレート』で主演女優賞を受賞したハル・ベリーが離婚。『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』 で主演女優賞を受賞したリース・ウィザースプーンが夫のライアン・フィリップと離婚。『愛を読むひと』で主演女優賞を受賞したケイト・ ウィンスレットが離婚。『しあわせの隠れ場所』で主演女優賞を受賞したサンドラ・ ブロックが、夫・ジェシー・ジェームズと別居。




 またグラミー賞にまつわる都市伝説も幾つかある。 それを幾つか列記してみよう。

1、グラミー賞で新人賞に輝いたアーティストは、それ以上のヒットを飛ばせない。ポーラ・コールなどがそのジンクスにあてはまるが、 クリスティーナ・アギレラは、その後出した2ndアルバムもヒットした。
2、ノミネートコンサートに出演すると、本選では何ももらえない。
3、最多ノミネートを受けた歌手は、最多受賞は出来ない。
4、TOTO IV (’82) / TOTO SACD盤が200万枚売れて、25thグラミー賞6部門を獲得した。そのため、4枚目のアルバムは赤いジャケットにするとヒットするというジン クスが生まれた。

(山口敏太郎 ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)

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