【妖怪ウォッチ研究序説】ギャグのようだが実在していた!?おならの妖怪「おならず者」と「オッケルイペ」

※本コラムはゲーム作品「妖怪ウォッチ1~3」をアカデミックに解析し元ネタの特定ほか妖怪伝承について解説していくコーナーです。





取り憑かれるとおならが止まらなくなってしまうというおならず者。

静かな朝礼の時におならをしてしまうのは恥ずかしいものだが、おならず者にとつりかれるとところかまわずおならをしてしまうようになるという、非常に迷惑な妖怪だ。これが進化して「へこ鬼神」になろうものなら、ニオイまで強烈なものになってしまうという。

こんな一風変わった「おなら」に関する妖怪の伝説も、実は昔から残っている。アイヌに伝わる妖怪で、「放屁する化物」を意味するオッケルイペがそうだ。




人が家の中に一人でいるときなどに、まず炉の中で一発放屁する。その後、部屋のあちこちで次々に放屁をしていくので、部屋の中は次第に匂いで我慢できないほどになってしまうという、なんとも迷惑なことをしてくれる妖怪だ。

この妖怪を撃退するためには人間のほうからも放屁をしてやると、オッケルイペの方も恐れ入って逃げ出してしまうとされ、屁が出ない時は口で放屁の真似(イタズラでおならっぽい音を出すためにやるアレ)をするだけでも効果があるとされていた。

樺太のアイヌに伝わる話では、オッケルイペの屁の威力があまりに強かったために船乗りの小舟を衝撃波で壊してしまい、再び人間に化けたオッケルイペを乗せた船乗りに殴り殺されてしまう。そのとき、オッケルイペは黒い狐の正体を表したとされている。

(黒松三太夫  ミステリーニュースステーションATLAS編集部 寄稿・ミステリーニュースステーションATLAS)





 

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