事件

防災情報「地震のミタテ」から観取できる事実





地震の予知は可能か?

出来ると断言する専門家もいる一方で、強く否定する学者もいる。

NHKを例にとっても、先月の11日にNHKスペシャル MEGA CRISIS 巨大危機 第2集「地震予測に挑む」という地震予知に挑む番組を放送したばかりの2日後の13日、NHK オンライン「見直し迫られる 東海地震対策」(時論公論) | NHK 解説委員室では「『地震の規模や発生時期を高い確度で予測することは困難』というものでした」と語っている。

で、我々としては何を信じればいいのでしょうか、と増々不安になってくる。

しかしながら、いずれはやってくるであろう大災害に実際どのように備えたらよいか・・・防災サイト「地震のミタテ」がひとつのヒントになりそうだ。

気象庁ホームページでは「地震の予知はできますか?」の問いに対して、「~例えば『(時)一年以内に、(場所)日本の内陸部で、(大きさ)マグニチュード5の地震が起こる』というようなあいまいな予測や、毎日起きているマグニチュード4程度以下の小さな地震を予測するような場合はたいてい当たりますが、それは情報としての価値はあまりないと考えます。~そのような体制が整っていて予知のできる可能性があるのは、現在のところ(場所)駿河湾付近からその沖合いを震源とする、(大きさ)マグニチュード8クラスのいわゆる『東海地震』だけです。それ以外の地震については直前に予知できるほど現在の科学技術が進んでいません」というように答えている。

「地震のミタテ」でも、⓵時間⓶場所⓷地震の大きさ、という三つの要素の特定は、各地の岩盤を詳細に調査しない限り、詳しい予知は無理なので、今はまだその段階ではないという。マグニチュードの明記や、その有無について追及する事自体が間違っていると考えているようだ。

また「地震のミタテ」の情報は、防災・減災が最大の目的であることで、現時点では対象地域と注意期間の発表のみを行っている。




それでは、過去の例(予報)を見て、実際に起きたことを比べてみよう。

2016年4月8日 00:09時点での地域:有明海+周辺(熊本県熊本地方、阿蘇地方など)の予報を出した6日後、2016年04月14日 21時26分頃 熊本県熊本地方 M6.5 最大震度7が発生、またそれから2日後の2016年04月16日 01時25分頃 熊本県熊本地方 M7.3 最大震度7が発生した。

2016年9月20日 00:20時点での山梨県東部、富士五湖+周辺が揺れるかも!?と予報を出した2日後、22日12時09分頃と同日14時02分頃、山梨県で最大震度1を観測する地震発生。震源地は山梨県東部・富士五湖、M2.6。22日14時02分頃、山梨県で最大震度1を観測する地震発生。震源地は山梨県東部・富士五湖、M2.6。

また、2016年9月19日 00:12時点での地域:北海道函館+周辺(内浦湾、苫小牧沖など)の予報の翌日、20日03時59分頃、北海道で最大震度3を観測する地震が発生。震源地は内浦湾、M2.9。同日04時05分頃、北海道で最大震度2を観測する地震が発生。震源地は内浦湾、M2.2。この6日後の26日14時13分頃、北海道で最大震度4を観測する地震発生。震源地は浦河沖、M5.5だった。

さらに2016年9月20日 21:29日時点での地域:種子島近海~奄美大島近海+周辺(トカラ列島近海など)の予報の6日後の26日14時19分頃、鹿児島県で最大震度5弱を観測する地震が発生。震源地は沖縄本島近海、M5.7だった。

また、お隣の韓国に関しても2016年8月2日00:25時点での地域:韓国南東部+周辺(蔚山(ウルサン)近海など)の予報の41日後、9月12日19時40分頃、韓国南東部の慶尚北道(キョンサンプクト)慶州(キョンジュ)市付近でM5.1、同日20時30分にはM5.8の地震が発生。M5.8の大きさは韓国南東部で観測史上最大規模の地震で余震91回、原発やKTX(韓国高速鉄道)が停止した。




一定期間内に対象の地域を言い当てていることに、ますますこのサイトへの信頼感が大きくなってきた。今後もATLASはこちらからの情報に注意を払う必要があると感じている。

いかにも「備えあれば憂いなし」ということのようだ。

「地震のミタテ」
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(ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)