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謎多きロシアの “スパイイルカ “フヴァルディミール、急死!

2019年、ノルウェー沖で1頭のシロイルカが発見された。

このシロイルカは奇妙な人工ハーネスを体に装着しており、ノルウェー漁業局(Directorate of Fisheries)の海洋生物学者がハーネスを取り外したところ、カメラ機材を取り付けるために使用されるもので「Equipment St.Petersburg(サンクトペテルブルク機材)」と書かれていることがわかった。

この発見により、シロイルカにはフヴァルディミール(Hvaldimir)というニックネームが付けられ、ロシア海軍によって「スパイイルカ」として特別に訓練され、放されたか飼育下から逃げ出したのではないかという憶測が流れた。一方で、フバルディミールは脱走した「セラピー・クジラ」だった可能性も指摘されていた。

しかしこのシロイルカの出自に関する謎が解けることのないまま、フヴァルディミールが亡くなってしまったと2日月曜日にノルウェーのメディアが報じた。

「残念なことに、我々はフヴァルディミールがリサヴィカ湾で浮かんでいるのを発見しました。彼の死因はまだ不明です。先週金曜日の時点では、彼の体調は良好だったようです」と海洋生物学者のセバスチャン・ストランド氏はノルウェー公共放送NRKに語っている。

ともあれこの結末によって、誰が何のためにフバルディミールを調教したのか謎のままになってしまったと判断されている。

フヴァルディミールの死因については、現在も調査が続けられているとのこと。謎多きシロイルカの真実が明らかになる日は来るのだろうか。

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

Photo credit: DiFronzo on VisualHunt