洋の東西を問わず、古い建物にはその積み重ねてきた歴史ゆえか、幽霊が住み着いているとされる。
特にイギリスでは城や邸宅など歴史のある建物の場合、幽霊の伝説などが存在しない場合は建物の価値が下がるとまで言われている。
こちらの写真は北アイルランド東部、アントリム州にあるキャリックファーガス城にて撮影されたものである。
多くの観光客と共に城が写っているが、その城の一部がわかる。窓をよく見てみると、窓に張り付いて外の様子を見ている観光客らしき姿がある。
だがその右に、うっすらと小さな白い人影が一緒に写っているのが見えるのだ。
この写真を撮影したのは、観光に訪れていた女性とその家族。女性はオーストラリアから北アイルランドに久々に帰省したので、家族と記念にこの城を訪れたのだという。
窓越しにいたのは彼女の親族の一人で、たまたま庭で記念撮影していたところタイミング良く城内にいたために、距離があったが一緒に写るようにして撮ってみたという。
帰宅してから改めて写真を確認してみて初めて、親族の女性の横に小さな人影が写っていた事が判明したのである。
果たして、この人影の正体は何なのだろうか。
光の加減や反射で人の姿のように写ってしまったのではないかという意見もあるが、ほぼ間をおかず同じ条件で撮影された別の写真には人影が写り込んでいないため、説明が付かないという。
このキャリックファーガス城は1177年にノルマン人により建造されたものだ。
この子供の霊も長い年月の末、城に住み着いてしまったさまよえる霊の一人なのだろうか。
(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)