時々だが、ネット上に公開され、話題になる画像に「巨人の骨」というモノがある。
遺跡の発掘調査や工事を行っているらしい現場を捉えた写真なのだが、露出した地面に埋まっているのは現場作業している人々よりも数倍はあろうかという巨人の骨なのである。
伝説上の巨人が実在した、と言わんばかりの画像であるが、本物であった場合は間違いなく世紀の大発見になるはずなのに、テレビなどでニュースとして取り上げられた形跡はない。
果たして、この写真は何なのだろうか?
答えは単純で、素人が作った合成写真なのである。
中には恐竜など、実際の古生物を発掘している現場写真に合成しているため、非常にリアリティのある仕上がりになっているものも存在している。
海外ではこのようなネタCG写真を合成して出来を競い合うコンクールがネット等で開催される事が多く、中には本物と見まがう出来の物も出てきてしまう。
そんな合成写真がネットに流れた際、よく知らない人が本物と思いこんでしまい、話がどんどん大きくなって世界中に広まってしまうのだという。
だが、中にはそんな伝説上の巨人が存在した物証になるかもしれないものも存在している。
2000年代に流出したこの写真には、人間の人差し指らしき物が写っている。ミイラのように黒ずんで干からびているが、先には爪らしき物が存在している。
少し曲げられた人差し指を根本から切り落としたかのようだ。だが、普通の人間の指とは微妙に違うようにも感じられる。
それもそのはず、この指は写真では解りづらいが大きさ何と96センチもあるのだ。
この指はスイス人の遺跡研究家が、1988年に盗掘家のグループに見せてもらったものだという。
閲覧だけで300ドルが必要だったが、彼が用意して盗掘家のグループと会った所、彼らが出してきたのがこの大きな指のミイラだったという。なお、持ってみたところ思った以上に軽かったそうだ。
彼は譲ってもらえないか交渉したが断られてしまい、変わりに写真を複数枚撮影したのだという。
なお、その際彼は1960年代に行われた指のレントゲン撮影結果など、鑑定資料も複数見せて貰ったという。
後に研究家は盗掘家グループと再度接触を試みようとしたが、彼らの行方はようとして知れず、指のミイラの実物もどこに行ったのか解らないとされている。
果たして、この指の正体は何なのだろうか?
恐らく詐欺目的で巧妙に作られた偽物か、はたまた写真自体が偽物である可能性も存在する。だが、もし本物であった場合、やはり伝説上の巨人は実在していたと言うことになるのだろうか。
※写真はYOUTUBEからのキャプチャ
(加藤文規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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