上の写真は2014年5月、フランスのシュルヴィエンヌにてにて撮影されたものだ。
夜の風景を捉えた写真の中に、怪しく虹色に光る物体が浮かんでいる。
上部が紫色、中央が青色、広いつばの部分が緑色という何とも神秘的な、典型的なUFOの姿が写っている。
撮影者は休暇でこの地を訪れていたカップルで、夜空を眺めていたところ、南の空にオレンジに光る奇妙な発光体を発見。慌ててカメラを用意して撮影したのだという。
この発光体は約40秒間、緩い放物線を描きながら空を横切っていったという。
発光体をよく見ると、中央が明るく光っており、その周囲を薄く雲のようなものが覆っているように見えたそうだ。また、自分たちが目撃した発光体が飛行機やヘリなどとは全く違っていたと証言している。
しかし、彼らの証言と撮影されたUFOの姿は色も形も大きく違っているように思われる。
そこで、このUFOは実際に空に浮かんでいたUFOを捉えた物ではなく、一種のレンズゴーストなのではないかという説が出てきている。
夜空を撮影した際に、月などの光がレンズ内で反射し、奇妙な発光体として写ってしまったものではないかというものだ。
しかし、同じないしはよく似たレンズゴーストが複数枚撮影されることはきわめて珍しいため、やはり彼らはUFOを撮影していたのではないかという意見もある。
反射や屈折率の関係で、ライトなどが肉眼で見たときとは違う色に写ってしまうこともまれに起きるという。
果たして、写真に写ってしまった物体は何なのか。2年前の写真であるが、正体については未だに確実な説は出てきていないという。
(加藤文規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)