予言

ラ・サレットの聖母マリアが嘆いた…子供たちに託した預言とは何だった?

聖書に記された黙示録しかり、ファティマの預言しかり、キリスト教では天使や聖人から預言を授かるケースが多い。

3人の子供が聖母マリアと出会い、預言と奇跡を授かった「ファティマの預言」が有名だろう。このファティマの預言からさかのぼること約半世紀、1846年にフランス・グルノーブル近くの山村ラ・サレットでも聖母マリアが降臨して預言を残すという奇跡が起きていた。ちなみにこの事件は後にローマ法王に事実として承認され、現在はカトリックの一大巡礼地となっている。

1846年、ラ・サレットに住む11歳と14歳の2人の子供が、道に身を屈めて泣いている貴人と出会った。顔を覆って嘆いている女性は聖母マリアその人であり、人々の信仰が薄れていることを憂いて「もしも人々が従わなければ、私は御子の腕を支えきれません」と告げた。




これはキリストや神が人々に裁きの罰が下される事を示していたのである。

この時、聖母マリアは償いとして2つの災厄が人々に下されると預言した。ひとつは「子供が母の腕の中で死んでいく」もうひとつは「大飢饉の襲来」だった。

そして預言から8年後の1854年、欧州全土で伝染病が流行。更に1856年には大飢饉が発生していずれも大量の死者が出る事となった。預言は的中してしまったのである。

ちなみに、聖母マリアは最終的に36もの預言を残したとされている。29番目には世界を終わりに導く大戦争、ハルマゲドン関連の預言がなされており、地上で疫病が蔓延するのに加えて反キリストの10人の王が現れるという。

これは10ヵ国の勢力や権力者らが世界を支配する事を示しているというが・・・果たして?




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The Story of Our Lady of Lasalette (Church Approved)

(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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