フィクションと現実が混乱状態…映画「スレンダーマン」に被害者家族が怒り





2010年代頃からアメリカで話題となった都市伝説の怪人「スレンダーマン」

スレンダーマンは文字通りほっそりとした体で180センチから3メートルにも到達する身長をしている。その顔は卵のようなのっぺらぼうで、背中には触手を生やしているなどの特徴がある。

本来は創作の怪談から生まれた怪人だったようだが、いつしか「神出鬼没で子どもをさらってしまう」「目撃すると精神に異常をきたす」「取り憑かれると鼻血が出るようになる」…等の特徴が加わり、都市伝説の怪物として考えられるようになった。

そして、2014年5月31日にはこの都市伝説を信じこんでしまった2人の少女がクラスメイトの少女を襲い、殺害するという事件まで起きてしまったのである。彼女らは警察の取り調べに対して、「スレンダーマンに会うために殺害した」と証言していた。そして、昨年になってこの事件を犯した少女たちに判決が下り、実刑が課せられることとなった。

関連動画
SLENDER MAN – Official Trailer (HD)






さて、この「スレンダーマン」は都市伝説の内容だけ見れば創作の題材として優れているため、様々なゲームやコミック等の分野で採用されてきた。そして、このたびスレンダーマンを題材とする映画が撮影され、封切られることとなったのだが、先だって公開された映画のトレーラー動画に苦情が寄せられている。

訴えている人物は事件の被害者および加害者の少女たちの家族であり、トレイラー動画の内容が今回の事件を容易に想起させる内容であると訴えているのだ。家族らは、動画に対して苦痛と怒りを覚えていると、製作元であるソニー・ピクチャーズに対して主張している。

なお、ソニー・ピクチャーズはこの映画に関してはあくまでフィクションであり、スレンダーマンは実在しないと明言している。

この映画は、今年5月に公開される予定だという。

(加藤史規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©PIXABAY

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