幸運を呼ぶ不思議な妖怪「アマビエ」

江戸時代、弘化3年(1864年)のこと。熊本県の海中に夜ごと光る物が現れ、役人が向かってみると足、ないしは尾ひれが3つ股に分かれた奇妙な生物がいた。

生物は役人に、自分は海中に棲む『アマビエ』であると言い、6年間の豊作の後に疫病が流行ることを予言。自分の姿を写した絵があれば病を防ぐことが出来ると予言して去った。

熊本には明治期にも同じ三本足の『アマビコ』なる妖怪が出現して予言したといわれ、妖怪研究家の湯本豪一氏は『アマビコ』は『天響』であり、神と人とを繋ぐ存在として見られたのだろう、との説を挙げている。ちなみに、同様の妖怪は各所で目撃されていたようで、他にも「天彦入道」なる妖怪の証言がでていたりする。

しかし、当時の『アマビエ』の姿を描いた絵は実にゆるい画風である。もしかすると、『アマビエ』は最近はやりの『ゆるキャラ』のはしりだったのかもしれない。『鬼●郎』平成版のアニメで登場した時は、鳥と人魚をかけあわせたような姿になってマスコット化していた事なのだし。

(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Wikipedia アマビエを描いた当時の瓦版




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