都市伝説で囁かれるキャラクターの中でも、屈指の知名度を誇るのが花子さんだろう。
最も一般的な花子さんの話はこのようなものであった。
学校の3階にある女子トイレ。そこで個室の扉を3回ノックし、『花子さんいらっしゃいますか?』と尋ねる。この行動を手前の個室から3回ずつ繰り返していくと、3番目の個室から返事が聞こえる。
その扉を開けるとおかっぱ頭で赤いスカートをはいた女の子、花子さんがいる。そして、花子さんに出会った者は便器の中に引きずりこまれてしまう。
そんな花子さんだが、その存在は1950年代頃から語られており、90年代に人気を集め、“学校の怪談ブーム”の立役者ともなった。
そんな花子さんだが、実は花子さんには「家族」が存在しており、花子さんを含め、一家は学校のトイレに住んでいるようだ。
女子トイレの1番目には花子さんのお父さん、2番目には花子さんのお母さん、そして、3番目が花子さん。男子トイレの2番目には花子さんのおじいさんがいるとされている。
更には、「花男」「小花子」という親戚までいて、なんと花子さんの一族は1年に1回群馬で集会を開き、それからの1年の方針を決めるのだという。
いったいどんな方針を決めているのか、非常に気になる集会である。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)