フジテレビ系で放送された「FNS音楽祭」には様々なアーティストが出演していたが、中でも最も視聴率を獲得したのが、NHK「おかあさんといっしょ」に出ていた歌のお兄さん、横山だいすけである。
子供と当時一緒に番組を見ていたお母さんたちが、番組を卒業したお兄さんの動向に注目していたわけだ。
この「おかあさんといっしょ」は国民的な人気番組といっても過言ではない。50年を超える歴史は日本でも有数な長寿番組である。
番組も今まで歴史が長いだけあって様々なことがあった。
9代目「うたのおにいさん」が逮捕されたり、番組内にゾンビが出現しパニックになったり、子供とお母さんが対象であるため何かと騒ぎになりやすい。
最も有名な都市伝説としては、いないはずの子供が毎週のように番組にうつりこんでいたという話だ。
これは1990年代にあった事件だと言われている。ある時視聴者からクレームが殺到した。
「テレビに背を向けて座っている子供がいる」
「1人だけ体育座りをして背中を向けている」
「まるでイジメを受けた子供みたいな」
というクレームが毎週のように殺到したのだ。
確かに番組を見ると、カメラに背を向けて座っている子供がいる。まるでイジけてほかの子供から距離を置くように1人ぽつんと座っているのだ。
しかし、不思議な事にスタッフの誰もこの子供に見覚えがないのだ。また毎週のようにこの子供が声を向けてカメラに映り込んでいる。この番組では同じ子が何度も出演することは皆無である。にもかかわらず、同じ服装の子供が毎週のように背を向けて寂しそうに体育座りをしているのだ。
恐怖のあまり、スタッフはその当時のフィルムを廃棄してしまったと言われている。
結局、番組スタッフ一同がお祓いをして、この事件は収まったと言われているが、未だに都市伝説マニアの間では実際にあった事件だと囁かれている。
(山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像『【Amazon.co.jp限定】横山だいすけ フォトブック げんきよ! とどけ! だいすけお兄さんの世界迷作劇場』より