日本を代表する国際的な俳優・渡辺謙の不倫報道がなされたが、その背景には、全米を震撼させた『バットマンの呪い』というジンクスがあった。
バットマンと言えば、世界中から愛されているアメリカンコミックのキャラクターだが、その映画シリーズには不吉なジンクスがあるとハリウッドでは噂されている。
何故かバットマンの映画に出演する俳優に、出演した後に不幸が降りかかるのだ。
例えば、89年に『バットマン』を演じたマイケル・キートンが翌年90年に離婚に追い込まれている。
さらに95年の『バットマン フォーエヴァー』で主役のバットマンを演じたヴァル・キルマーは、マイケル・アプテッド監督、ジョエル・シュマッカー監督と演技や演出を巡って対立、ハリウッドで”扱いにくい俳優”の烙印を押され、仕事が激減、ハリウッドで干されてしまった。
97年の『バットマン&ロビン Mr・フリーズの逆襲!』でバットマンの敵役を演じたアーノルド・シュワルツェネッガーは、隠し子問題を巡って夫婦仲が悪化し、2011年に別居に追い込まれた。
05年の『バットマンビギンズ』では、バットマンの愛車である「バットモービル」の走行テスト中に事故が発生。痛ましいことに、この事故で特殊効果技師のコンウェイ・ウィックリフが亡くなっている。
また 、08年は特に悲劇的な事件が多く発生している。08年1月22日には、バットマンの敵役ジョーカーを演じた俳優のヒース・レジャーが薬物中毒で亡くなっているし、『ダークナイト』でバットマンを演じたクリスチャン・ベールが映画公開中の2008年7月22日に母親と姉に対する暴行容疑で逮捕されているし、さらに8月には、バットマンに協力する科学者を演じたモーガン・フリーマンが交通事故を起こし、左手に麻痺が残る怪我を負っている。
また、バットマンに出演したケイティ・ホームズも出演後、トム・クルーズとの夫婦仲が悪化、最終的に離婚に至っている。
最近では、17年1月に米国ワーナーブラザーズの『The Batman』の監督ベン・アフレックが考え方の違いから、突如降板するというトラブルも起きている。
実は渡辺謙もバットマンシリーズの『バットマン ビギンズ』に出演しているのだ。日本を代表する渡辺謙に降りかかった『バットマンの呪い』、渡辺謙にはこのような”呪いのジンクス”をはねのけて欲しいものだ。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)