【動画】異星人が残した遺物!?25万年前の「アルミ製パーツ」とは

世界中の遺跡からは、当時の王や為政者などの支配階級・特権階級の人々の身を飾ったのであろう装飾品が出土する事がある。貴金属や宝石を用いて作られた装飾品は、現代になっても色あせない煌びやかな輝きを残しているものが多い。

その多くは金や銀、比較的加工のしやすい宝石などで作られている事が殆どだが、中には当時の技術では作る事ができないようなものも存在している。




1973年、ルーマニアのレムシュ川のほとりで発見された遺跡から、奇妙な金属製の物体が出土した。大きさは長さ約20センチ、幅約12.5センチ、厚みが7センチ程度、ハードカバーの書籍程度の大きさをした奇妙な形状の金属であった。

その形状から斧の一部ではないかと当時から考えられていたのだが、大きさの割に非常に軽い事が当時から指摘されていた。

この金属物体は永らく出土品のリストの中に埋もれていたのだが、この度改めてスイスのローザンヌ大学にて専門的に分析にかけられた際に、なんと純度90%のアルミ合金の層が存在しており、しかも25万年前に現在の形に形成されたものであると鑑定されたのだ。

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Experts believe aluminium object dating back 250,000 years ‘could be part of ancient UFO’

その後、別所で再鑑定を行った所、時代は遙かに下って約400年前の物品であるとの鑑定結果が出たのだが、アルミニウムは約200年前まで人類が加工できなかったものでもある。

近年まで加工の方法が解らなかった金属を、当時の人々がどのようにして知り得たのだろうか。

このように当時の技術力からは作る事が不可能ではないかと思われるような技術を用いて加工された遺物や、なぜ作られたのか解らない遺物が出土することがあり、これらの物体は「場違いな工芸品」という意味の「オーパーツ」と呼ばれている。

当時の人が加工できなかったはずのアルミニウムが使われていると言う事で、この金属加工物に関してもオーパーツである可能性が出てきた。




だが、金属製のオーパーツの中には後世の落とし物や忘れ物がたまたま遺跡の中に落ち、後の発掘で古代人が未知の技術で作成したと勘違いされるケースや、分類ミスで後世のものが混入してしまうケースも存在している。

一方でこの金属加工品に関しては、何の用途で作成されたのか解らない点もあるために異星人が作って与えたか、残したものではないかとする説もある。中にはUFOの部品ではないかというトンデモ意見も出てくるほどだ。

果たして、このアルミニウム製の物品の正体は何なのか。誰が、どうやって作った物なのか。現地の研究者は、更なる解析を行う予定であると述べている。

(飯山俊樹 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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