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植物のようだが実は違う…まるでエイリアンのような古代生物の化石





5億年前の奇妙な生き物の化石が、まるで地球外からきた生命体のようだと注目を集めている。

オックスフォード大学と中国の雲南大学は、5億年前に海に生息していた生物「Allonnia nuda」の化石を発表した。この生物はchancelloriidsという古代の海に生息していた生物で、生態は海藻や海綿に近かったと考えられているのだが、進化生物学的に確立されている植物には該当しない特徴を備えていることが研究の結果明らかになったとする報告が、英国王立協会誌「王立協会議事録」に発表された。

何人かの研究者はこの生物が現代の海綿に近い可能性があることを示唆しているが、多くの科学者は類似点についてはまだ表面的なものでしかないとして却下している。




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生命の発生と進化には未だに不明な点も多く、隕石に付着していたバクテリア等の地球外生命体が生命のもととなったとする仮説も存在している。あまり主流ではない仮説だが、この生物の化石が発見された事から多少見直されているようだ。

中国の昆明市のPeiyun Cong博士と英国自然史博物館は、次のように述べている。

「この化石が発掘された雲南省のChengjiang鉱床では想像もできない驚くべき新しい化石が多く発掘されている。ここはカンブリア爆発と呼ばれる古代の多様な生命体の発生の様子を我々に伝えてくれる」

(加藤史規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©DEREK SIVETER/TOM HARVEY/PEIYUN CONG