9月1日午前7時、東京メトロの都営大江戸線が遅延した。東京の電車や地下鉄のダイヤ乱れは、数分から数十分程度であれば毎日どこでも起きているものである。しかし、今回の都営大江戸線の遅延情報は類をみない内容であった。
【都営大江戸線 上下線 遅延情報】
都営大江戸線は、7:05頃、新御徒町駅構内での子供の幽霊出現、もしくは乗務員の勘違いの影響で、上下線に遅れと運休がでています。
この文中にある「子供の幽霊出現」の文字のお陰で、多くの人の混乱や憶測を呼ぶ結果となっている。
現場にいた人の証言によれば、まず駅構内の案内放送で車両の運転士が「子供が線路内に立ち入ったことを確認」したとの報告が流れたという。しかし、その後「線路内に立ち入った痕跡がなかったため」運転は再開されたという。
普通に考えれば運転手の勘違いなのだろうが、運休が出るほど長い間確認が必要だったということは、やはりその場にいた人物が「何か」を目撃していたのではないかと話題になっている。
今回と同様のケースは何回か報告されており、2015年には東海道線(「小田原」~東京)及び相模線が、茅ヶ崎駅にて子供の幽霊が出たために遅延したという事例が報告されている。そこでは運転士や乗客ら複数の人間が、線路内で一人で遊んでいた子供を確認していたのだが、注意しようとしたところ子供が突然消えたため、捜索作業を行い結果遅延が生じたという。
この時、駅構内のカメラなどを確かめたところ「元から子供がいなかった」事が確認され、また線路内にも居ないことが判明したため運行が再開されることになった。茅ヶ崎駅では、2年前に子供が人身事故で亡くなっており、線路上に現れたのはこの時の子供の幽霊だったのではないかと話題になった。
では、本日大江戸線で確認された子供の幽霊は何だったのだろうか。噂では、1923年の今日は関東大震災が起きた日でもあるため、被災した子供の霊だったのではという話も出てきている。
(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)