これまでにも本アトラスでは、世界中で発見・報告のあった謎の生物の死体について報告してきた。
その多くは海岸などの水際で発見されることが多い。恐らく遠隔地で死亡した生き物が、海流に乗って離れた所へ運ばれるためだろうと見られている。
だが、そんな謎の生物の死体が空から降ってきたとしたらどうだろうか。
発見者はノルウェーの中央部に住む一般人の男性である。彼の妻が自宅の庭にて発見したもので、その時には既に死んでいたという。大きさは約20~30センチほど。灰色のぬめった皮膚は全体が粘液のようなもので覆われていた。長い日本の足には水掻きがある事が解る。目は緑ががった灰色で濁っており、口元にはひげのようなものが生えている。
これまでに見たことのない姿をしていたため、彼は妻と相談してこの生物の写真を撮影。地元のメディアやSNSに発表して、広く意見を求めることにしたという。この生物の姿が報道されるやいなや現地ではかなりの反響を呼び、正体を求めて多くの人々が書き込みを行ったり活発に意見交換したそうだ。
果たして、この生物の正体は何だったのか。未確認生物のものではないかとする意見も出てきたが、現地の博物館の動物学者の見解によれば、単なるカエルのものである可能性が高いという。写真で確認できる特徴を見ていくと、ヒキガエルなどの大型のカエルと似たつくりの足をしている事が解るという。
我々が知るカエルとはかけ離れた異形の姿になってしまったのは、ゴイサギやアオサギなどの鳥に食べられ、半消化状態になってしまったためではないかと見られている。
日本でもプロ野球の試合中に魚の死体が降ってきた、という事例があったが、この時も犯人はサギなどの鳥ではないかとされている。付近上空を飛行中、カラスやトビに襲われて、驚いて吐き出してしまったものが、丁度、真下にあった球場に落ちたのではないかという事だ。
空から生物が降ってきたり、奇妙な生物の死体が発見される事象は、いずれも不可思議な出来事には違いないが、検証を重ねてみることで真実が明らかになってくるであろう。
(飯山俊樹 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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