ごくまれに、宇宙人と遭遇したという証言も報告される事がある。
UFOを見ているのは、何も一般人だけではない。中にはテレビなどのメディアで活躍している有名人が目撃したというケースもあるのだ。日本では、演歌歌手の山本譲二が宇宙人を目撃した事例が有名だろうか・・・。
なんと1974年には、ビートルズのジョン・レノンがUFOを秘書と共に目撃したという事例が報告されている。
同年8月23日のこと、彼は個人秘書であり愛人のメイ・パンと共にニューヨークで夕食を摂ろうとしていた。その日は暖かく、心地よい夜風が吹いていたので、部屋のテラスで夕食にしようかと準備していた。
すると、先にテラスに出ていたジョンが急に彼女を呼んだ。ただならぬ様子に驚いて彼女がテラスに駆けつけると、空に巨大なUFOが出現しており、彼らのいるビルの方向に向かってくる所だったという。
それは平べったい円錐形をしており、鮮やかな赤い光を放っていたという。また、UFOの縁にはサークル状の白いライトが点灯していたという。そのUFOは17階建てのビルと同じくらいの高さで浮遊しており、また無音であったという。彼らは慌てて部屋にあったカメラを用意してUFOの姿を撮影しようとしたが、露光ミスでうまく撮影する事ができなかったという。
このUFOについては彼ら以外にも多くの人々が目撃していたようで、当時の新聞に彼らの体験談が報道されると少なくとも7人の目撃者 が名乗りを上げたという。また、彼らがUFOを目撃した際、周囲にも彼らと同様にUFOを見て驚いている人が複数いた事も記 憶しているという。なお、彼らはUFOを目撃した後に警察に通報も行っている。
果たして、彼らが見たものは本物のUFOだったのだろうか?
メイ・パンは、自分の著書で「にわかには信じがたい出来事だったが、紛れもなく事実であった」と記録している。
この体験はジョン・ レノンにとっても相当衝撃的なものであったようで、彼は後にラジオ番組などで自分の体験を何度か語っており、またWalls and Bridges(邦題「心の壁、愛の橋」) のジャケットに目撃したUFOの姿を書き記している。
なお、ジョン・レノンはこの後にも「カマキリに似た宇宙人」と遭遇するなど、興味深い体験を多くしている人物でもある。
(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)