シベリアの永久凍土の下からは、古代生物の死体がミイラ化して発見されることもある。2007年には非常に状態の良いマンモスの赤ちゃんのミイラが発見され、現代でも貴重な研究資料となっている。
しかし、今回シベリアのヤクートにて土中から発見された生物のミイラは、今まで知られているどの動物とも似ていないとして話題になっている。
このミイラはシベリアのサハ共和国、首都のヤクートから南東約1600キロに位置するウダーチナヤのダイヤモンド鉱山にて、採掘時に土中から発見されたものだという。
大きさは数十センチ程度、全体を薄く白い皮が覆っており、僅かながら毛も確認できる。目が非常に大きく、発達した犬歯があるのが特徴的だ。背中から腰にかけて異様に曲がっており、通常の生物とは全く違う構造をしているようにも思われる。もっとも、土砂に埋もれた時点で骨折したか、土の重みで変形した可能性もあるため、生きていた時も同様の姿をしていたかは不明となっている。
この生物の正体に関しては恐らく小型の肉食哺乳類だろうと見られているが、様々な説が出てきている。比較的最近のクロテンやテンのものではないかとする意見も出ているが、全体的な特徴はクズリや小さなクマにも似ているとのことで、結論はまだ出てきていない。
このミイラは未発見の古代生物のものなのか、はたまた未知の生物のものなのか?
現在は調査を待っているという事なので、近いうちにこの生物の正体が明らかになる日がくるかもしれない。
(加藤文規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
関連動画
Mummified remains of mystery monster’ found in Yakutia!