【山口敏太郎のオカルト的社会論その5】自転車の交通安全教育と日本復興論

我が国において人と車の交通事故は、いまに始まった事ではない。

平安時代おいては、牛車と人間の接触事故、武士階級が台頭してからは、馬と人間の接触事故が頻発している。明治時代においては、人力車と人間の接触事故が起きている。

各時代において常に弱者は人間であり、車はいつも悪者であった。

確かに事故において車が強者であることは事実だか、車の運転者に対する安全教育は限界に達している。毎年多くの遺族を苦しませる交通事故を減らすには、自転車を含む歩行者側を教育せざるえない。

例えば自転車走行中、平気で右側通行をしてくる人がいる。人間は右側通行だが自転車は原則左側通行だということを知らない人が多い。カーブ等において自転車が右側通行をしていると、左側通行をしてきて車と正面衝突してしまう。左側を走ったり右側を走ったり好き勝手に走っている自転車のなんと多いことか。

また無灯火運転も多い。夜中に無灯火で走ることがどれだけ危ないことか知らない者が多すぎる。昨今は自転車の安全教育も進んではいるが、まだまだ足らない。死亡事故につながる可能性のある右側通行や無灯火運転は、即刻罰金刑にすべきである。未成年者といえども厳しく罰し、罰金は保護者から徴収すべきである。それぐらい徹底しないと自転車の安全運転者は、普及しないであろう。

ヘルメット
数年前、筆者の自宅近くの坂道では年配の男性が坂を猛スピードで下ってきた自転車に追突され亡くなるという悲惨な事故があった。犯人はそのまま逃走したが高校生であり、保護者に付き添われて出頭した。自転車と言えどもスピードを出せば人を殺す凶器にもなりうるのだ。

今後さらに交通事故の件数を減らしたいのであれば、歩行者教育と自転車の安全教育を推進すべきと考える。

文:山口敏太郎



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