【オカルト実話】子供だけが見える来訪者

 今から40年近く前の事です。当時私は小学5年生で四国の徳島県に住んでいました。丁度夏休みの直前の時機だったと思います。私は弟と一緒に猫神さんと呼ばれている神社へいきました。何故、その日そこへ行ったのかは覚えてはいません。多分昆虫採集にでも行ったのだと思います。

 その日に限って 山道を歩く私達兄弟は何やら薄気味悪い気配を感じました。「兄ちゃん、もう帰ろう」と弟がそう言い始めた時です。私は前方に異様な風体をした人物がいるのに気が付きました。全身銀色のタイツのようなもので身を固めた2m近い大男が私達の数十m先に居るのです。




 宇・・・まさか いやいや変質者か、どちらにしろ尋常な人物でない事はわかりました。隠れながら様子をうかがっていると、その怪物は何やら金属性の箱のようなものを抱えあちこち歩き廻っています。『一体何をやっているんだろう』私が奴を凝視してから何分位経過したでしょうか。

 当然、奴が私達の方を振り向きました。『みつかった』私と弟は脱兎のごとく逃げだしました。どこをどうやって走ったかわかりませんが、私達はふもとまでたどりつきました。

 そのから何日か過ぎました。私は学校の休み時間友人達とボール遊びに興じていました。空を見上げた私は立ち止まってしまいました。上空に三角形の飛行物体が浮いていたのです。UFO? ハッと我に帰った私は自分以外 の目撃者を探しました。T君がポカーンと口を空けて空を見上げています。「あれ何?あれ」T君もかなり混乱しているみたいでした。二人を見下ろすように浮かんでいたその飛行体はいつの間にか姿を消しました。あとには呆然と立ち尽くす私達のみ残されました。

 あの日見てしまった私に再び姿を表わしたのでしょうか。しかし、何の為に。

 更に奴らとの遭遇はまだ続いたのです。ある秋の日私はクラスで運動会の予行演習をしていました。昼前ぐらいだったでしょうか。私はまたしても上空に飛行体をみつけました。今度は(はまき形)で音もなく空中で停止しています。白いボディの真ん中にはいくつもの窓らしきものが付いています。

 一見飛行船にも見えますが、明らかに違う金属の物体でした。「何だあれは?」予行演習の順番を待っていたクラスメート達が騒ぎはじめました。かなりの人間が目撃したように思います。私の横に座っていた後藤君と賀茂君がかなり興奮しています。「何だおまえ達はうるさいな」担任のS先生がやってきました。




 「先生、あそこに何か浮いているよ」私達は懸命に訴えました。でも、何故か先生にはその飛行体がみえないのです。あんなに巨大なものが・・・。「どうして見えないの」私達は不思議に思いました。

 突然、その物体は私達の目の前から消えてしまったのです。あれから私はUFOらしきものを見ていません。何故でしょうか。先生のように見えない人になってしまったのでしょうか。でも見えない人と見える人がいるなんて、UFOって一体何だろう。ひょっとして物体ではないのではないか、と最近は思い始めたりしています。

 今思いかえしても不思議な、その年の夏から秋にかけての出来事でした。

(聞き取り&構成 ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)

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