UFOと言えば円盤状のものが典型的だ。ロケットやジェットエンジン、プロペラ等の推進力となるものが一見しただけでは確認できず、どうやって動いているのか解らないものが大半となっている。
なお、過去の目撃例の中にはUFO下部からロケットのように火を吹き出して浮かび上がっていった、という事例なども存在しているが、このようなUFOは圧倒的に少ないことを付け加えておく。
今月17日、スコットランドの上空で目撃されたUFOは、一見実在する飛行機に似ているものだったが、奇妙な特徴も備えていたものであった。
この物体はスコットランドのアイル・ハーバー上空を15分に渡って飛行していたという。目撃者の一人である13歳の少年が、その飛行物体を動画撮影することに成功していた。その動画には、輸送ヘリのチヌークに似た黒い飛行物体が上空に浮かんでいる事が解る。
チヌークは自衛隊でも使用されている輸送ヘリなので、見たことがある人もいるのではないだろうか。このUFOも黒い長方形の大きな体から六本の足が横に伸びているという奇妙な形状をしているため、複数のプロペラを飛行に用いるヘリやドローンに似た形状をしている事が解る。
しかし、胴体部分の横に伸びている突起は動いている様子がないため、そこから推力を得ているようには見られない。翼と考えるには長さも幅も足りないため、揚力は得られないとされている。
では、この物体は何だったのか? 目撃者の父親も、この物体の正体を知るためにSNS上に息子が撮影した動画を上げたが、未だに明確な答えは返ってきていないと言う。
この物体の正体に関してはいくつかの説が出ており、チヌークに似ている事から、軍が新しく開発した飛行機ではないかという説や、ドローンの誤認、UFO説が入り乱れている。
アイル・ハーバー上空で目撃された物体は何なのか、今でも多くのUFO研究家らが正体を追っているという。
関連動画
UFO over Scottish Town – Like an Ancient UFO
(飯山俊樹 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)