先月、イギリスがEUを離脱した理由の一つでもある移民問題。政情不安定から止むを得ず祖国を去る人たち、またはただ単に豊かな国々に労働を求めてくる人たちなど、現在ヨーロッパ大陸では毎日数万人が東から西へと、または南から北へと移動している。
そんな中、イタリアから電車に乗って運ばれてきた旅行用スーツケースがスイスに到着。一見何の変哲もない普通のバッグなのだが、よく見るとジッパーが少し空いて、そこから人間の右手と思われるものが飛び出ている。
スイス国境警備隊が駆けつけ、バッグを開けると、中から出てきたのは180センチはあろうかという成人男性だった。
Six-foot Eritrean immigrant found in suitcase by Swiss authorities
この男性は、紅海に面したアフリカの国であるエリトリアから来たという。自分自身で梱包したバッグに身を潜め、スイスまで不法入国したらしい。
「この小さなスペースによくも収まったな、お前はエスパー伊東か!」と感心されたか、どうかは定かでないこの男性だが、無慈悲にも即日イタリアへ強制的に送還されたという。
しかし、また同じ方法を試すにしても、次回はバッグから外に手は出さないのが賢明だろう。
※写真はYOUTUBEからのキャプチャ
(ジュリー・楊 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)