先日、筆者のもとに大変興味深い情報が寄せられた。
関西地方に住む50代の女性に、日月神示を下した日月の神が降りてきたというのだ。しかも、熊本地震を的中させたというのだ。この情報はその女性を心配した肉親から寄せられたものであり、急遽筆者は関西に飛び、調査とヒヤリングを行った。
話よると、今年の三月からよくわからない存在は周辺にいるように感じ始め、時折コンタクトをとってくるのが感じられたという。しかも、人の霊や動物の霊とは違うように思えた。また、自分のてのひらから「タイガーバーム」のような揮発性の強い匂いが漂うになり、その存在が意思を伝えてくるようになった。
その存在はタブレット端末を使って数字の羅列でメッセージを伝えてきた。明治や昭和の筆と紙による”お筆先”ではなく、21世紀の今風にタブレットで数字を表示する”お筆先”とはなかなか興味深い。
その怪しげな存在が語るところによると、自分はイスラエルの悪魔であり、数千年前に日本に渡来し、過去にも中山みきや出口なお、岡本天明に神の意志を伝えたというのだ。天理教や大本の開祖の名前が出るなど事態は大事であるが、信じがたいことに欧米では悪魔サリエルと呼ばれ、日本では丑寅の金神とも呼ばれた、とも証言したというのだ。
また地震の神を自由に使うことが可能であり、日本という霊的に素晴らしい土地を簒奪(さんだつ)するために現状の日本人の大部分を殺し、自分が君臨する国を作り、外から人間を連れてきてこの国を自由にすると宣言したという。
その証拠と言ってはなんだが、熊本地震の発生の前にその存在は「早くテレビをつけろ」というメッセージを発し、その50代の女性がテレビをつけたところ、熊本地震発生のニュース速報が入ったという。単なる偶然と思った女性はこの事態に反発したが、そのあともその悪魔と称する神は伊勢に地震を引き起こした。
この怪しげな存在の姿に関してだが、女性は入浴中にガラスドア越に丸い物体を目撃しており、存在に気が付いた女性に背を向けるように反転して何処かに移動していったという。また、熊野を観光中に人間の男性の姿を借りて一度だけはっきりと姿を表したこともあるらしい。
この存在は筆者のヒヤリング中にも、憤慨すると女性に対し酷い異臭を発した。あまりに横暴な悪魔らしき存在にしびれを切らした筆者が、
「そんなまわりくどいことをするな、すぐさま地震を起こして日本人を皆殺しにしろ」
と言ったところ、反論も出来ず、当然地震も起こせず、その自称・悪魔は沈黙したため、この後は密教僧にバトンタッチして密教に引き渡した。(無論、先日本誌ATLASで紹介したようにお布施の追加請求をしたり、暴力事件を引き起こす天台宗ではない)
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)