アニメや番組の最終回には、様々な都市伝説がついてまわる。
有名なところでは、ドラえもんの最終回都市伝説である。
80年代に流布された話は、「実はドラえもんとは事故で植物人間になってしまったのび太が、植物状態で見ている夢であり、目覚めたのび太の横には、ドラえもんそっくりのぬいぐるみが置いてあった」という内容であった。
この夢オチはよく漫画で多用されるもので、「奇面組」などで使用され、物議を醸した。このバージョンの亜流には、「植物状態に陥ったのび太を助けるためにドラえもんが全エネルギーを注入し、機能を停止してしまう」という話もある。
また他にも「ある日、ドラえもんがバッテリー切れにより、動かなくなった。未来で修理しようにも開発者はトップシークレットで誰だがわからないという。結局、猛勉強してのび太本人がドラえもんを修理する」という最終回もある。
この最終回は、ある個人の創作であったが、チェーンメールや掲示板の書き込みで流布され、挙句に同人誌として発売され、小学館による回収命令まで引き起こしている。
他にも「ドラえもんが時空警察に逮捕される」「タイムトラベルが未来で禁止され、ドラえもんがのび太の家から去ることになる」などそのバリエーションは増え続けている。
それもこれも、ドラえもんの爆発的な人気が原因にあるのであろう。
(ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)
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