月面にはクレーターが多く存在している。天体望遠鏡を用いれば大きなクレーターを確認する事はたやすい。
そんな、月の表側に存在するクレーターで目立つものが「ティコ・クレーター」だ。月の下の方、白い筋が集まっている所にあるクレーターと言えば、気付く人もいるのではないだろうか。
ティコ・クレーターが他のクレーターより目立っているのは、大きさもさることながら出来た時期が比較的新しいこと(約1億800万年前)、太陽が当たると光を反射して明るく輝くこと等が上げられる。
月面探査機が調査を行ったこともあり、1968年にはサーベイヤー7号が外縁部に着陸。ルナオービター5号はこのクレーターの鮮明な写真の撮影に成功している。
ちなみに、創作の世界にも多く登場しており、例えばアーサー・C・クラークの小説及び映画『2001年宇宙の旅』では、モノリスが埋められた場所とされている。
さて、そんなティコ・クレーターに奇妙な物体が存在している事が明らかになった。
NASAより公開されている写真でも確認できるその物体は、大きさが70~100メートル。周囲の岩や地面と比べて明らかに強く光を反射している事がわかる。
形状は様々なケーブルや回廊が複雑に絡み合ったような形をしており、過去の古いクレーター写真には確認できないことから、海外のUFO研究家からは「新たに建造された宇宙人の基地ではないか?」とする意見が出てきている。
また、その特殊な形状から、以前アトラスで紹介した「火星表面上の多脚機械」との類似を述べる意見も出てきている。もし機械だったとすると、相当な大きさのものになる。
果たして、月面上に存在する一際異質なこの物体の正体は何なのか? 多くのUFO研究家が意見を戦わせている。
(飯山俊樹 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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