【山口敏太郎のオカルト的社会論その2】古舘伊知郎の『報道ステーション』はやはり『新日本プロレス』だった!

古舘伊知郎が報道ステーションを辞めた。

我々プロレスファンがリングの上から古舘氏を見失って12年の歳月が流れていた。

筆者は中学時代から熱心なプロレスファンであり、特に新日本プロレスの狂信的な信者であった。アントニオ猪木、藤波辰爾、長州力、タイガーマスクといったいわゆる、新日本プロレス黄金期を中学から高校にかけて過ごしており、大学時代は神奈川大学プロレス研究会に所属していた。

学生時代のプロレス仲間の1人に古舘伊知郎ファンクラブを主宰していたH君がおり、その関係もあってか、会場で一心不乱に実況をする古舘氏を何度も見た。当時プロレス少年であった僕らにとって古舘伊知郎はまぎれもなく“戦いのワンダーランド”の住民であったのだ。

大きく飛躍した古舘伊知郎がプロレス界からスピンアウトし、円谷プロの怪獣バトルを実況中継をしたり、F1中継の実況アナに選ばれたりした事は晴れがましかった。しかし、最も嬉しかったのは、久米宏のニュースステーションの後を受けて報道ステーションのキャスターに抜擢されたことだ。

かつてアントニオ猪木がモハメド・アリ戦を通じて一般社会と戦ったように「いよいよ古舘伊知郎も一般社会との異種格闘技戦に乗り出したな」と興奮したものだった。

しかし、古舘伊知郎にとって報道ステーションでの12年間は新日本プロレスそのものであった。古賀解説員の台本破りのシュート攻撃やショーン川上のマクマホンばりのビックマウス、原発報道に関する数々の苦渋と困難、古舘氏がキャスターを勤めた報道ステーションは、猪木イズムに満ち溢れた新日本プロレスのリングそのであった。

これから古舘伊知郎は新しい旅に出る。どんなドラマやどんな戦いがまっているのであろうか?僕ら中高年のプロレスファンはこれからの古舘さんの事を考えるとワクワクドキドキしてしまうのだ。

文:山口敏太郎





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