フロリダ南西部の公有地で撮影された奇妙な生物の正体をめぐり、ソーシャルメディア上で議論が巻き起こっている。
南フロリダ野生生物協会(South Florida Wildlands Association)は3月14日、この生物の「紛らわしい写真」を共有、145,000人のフェイスブックフォロワーがこの生物についてのコンセンサスを得る手助けになるかもしれないと期待した。
この投稿には何百もの反応やコメントが寄せられており、その中には伝説のシェイプシフターや、「光る赤い目」を持つと言われるチュパカブラへの言及も含まれている。
現実的な推測には、ヒョウ、ボブキャット(ヤマネコ)、イヌ、アライグマ、そして「とらえどころのない飼い猫」が含まれていた。しかし、”奇妙”に見える鼻など、別の何かの特徴を見た人もいた。
クリスティン・マクローンはこう書いている。
「ボブキャットにしては頭の形も模様も違う、フロリダパンサーにしては黒すぎる。飼い猫と言いたいが、草の高さから判断して大きすぎる」
財団関係者は当初、それが単なる野良猫ではないかと疑ったが、その後、その地域には野良猫を餌とする捕食者が豊富にいるため、その可能性は低いと判断した。
「外見は野良猫に傾いているが、いるべきエリアが完全に間違っています」と財団は指摘する。
「ヒョウにしては足が小さすぎるように思えます。ではヒョウの子供かというと、母親と一緒に巣穴の外を移動できる年齢にもなると、その大きさから流石にボブキャットの足跡と混同されることはありません。写真を見るにマズル(口のまわりから鼻先にかけての部分:鼻口部)もちょっと変ですね。それだけだと、イヌ科かネコ科のように見えます」
写真の正確な場所は明らかにされておらず、大きさの推定はできないと同財団は述べた。
トレイルカメラには、動物が「怖がる」のを防ぐために、秘密裏に写真を撮る機能がある、と同財団は指摘している。そのため、動物が同じ場所に戻ってくる可能性がある。
「願わくば、近いうちに同じ動物の昼間の写真を撮りたいものです」と財団関係者は語った。
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【文 ZENMAI】
画像 South Florida Wildlands Association / facebook