画期的な研究によると、超能力はどんな人間にも生まれつき備わっているが、脳によって積極的に抑制されている可能性があるという。
BIAL財団(※)の支援を受けたカナダの研究者らは、テレパシー、透視、念力などの能力が物理的に発現するのを阻止する可能性のある「超能力抑制剤」として機能する特定の脳領域を特定した。
(※BIAL 財団は1994年にBIAL製薬会社とポルトガルの大学学長評議会によって設立され、肉体と精神の両方の観点から人間の科学的研究を促進することを使命としている)
この研究を主導したベイクレスト・ヘルス・サイエンスのモリス・フリードマン博士は、「人間は生来、この前頭葉フィルターによって抑制される超能力を持っている可能性がある」と述べた。
なお超能力とは、次のようなさまざまな超能力現象をいう。
1、テレパシー:心と心のコミュニケーション
2、透視能力:遠い未来の出来事を予知する
3、予知:出来事が起こる前にそれを知ること
4、念力:心で物体に影響を与える
5、死後コミュニケーション(AFD):夢を見たり、死者の存在を感じたり、死者と会話をしたりといった死者とのコミュニケーション。
フリードマン博士と同僚は、反復経頭蓋磁気刺激 (rTMS) と呼ばれる技術を使用して、磁気パルスを使ってボランティアの脳活動を一時的に変化させた。
研究によると、これによりチームは超能力を抑制する脳の領域を特定したという。
「これらの発見は、脳と一見ランダムなイベントとの相互作用に対する私たちの見方を変革する可能性があります」とフリードマン博士は言及した。
科学誌Cortexに掲載されたこの研究は、「rTMS 誘発前頭葉抑制後の心と物質の相互作用の強化」と題されている。
とはいえ、科学界においてこの研究結果は懐疑的であることは間違いない。
(山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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