とんでも事件

「千鳥・大悟」伝説 大先輩のロケに酒で酔って大遅刻!それでも許されたのはなぜ?

お笑いコンビ・千鳥のボケを担当する大悟は、強面で坊主頭に岡山弁という独特のキャラクターのみならず、酒・タバコ・女好きを公言、なおかつ数々の逸話を有する、まるで昭和の芸人を彷彿とさせる破天荒な人物として知られる。

岡山県にある笠岡諸島で最大の離島である北木島の出身。潮が引いて顔を出した岩場に友人らと共にあがり石をぶつけあって遊んでいた、など子どもの頃から過激な遊びをしていた。そんな環境だったためか、北木島はヤンキーが多いと本土の岡山県内でも有名で、獄門島と呼ばれていたほどだったという。

相方のノブとは高校で出会ったが、入学前には「島から鬼が来る」という話が広まっていた。実際にその島からやってきた大悟の風貌は、ブレザーに短ラン、ボンタン姿で角刈り、しかも顔中に細かい毛がビッシリ付いていたまさしく「鬼」であった。

大悟によると、恰好は「ナメられてはいけない」という意図での着用だったが、顔の毛は理髪店で角刈りに散髪してもらっている途中で入学式に遅刻してしまうことに気付き、シャンプーで洗い流さないまま店を出たために残っていた細かい髪の毛だったという。

ノブのツッコミにもあるような「クセの強い」その生き様は、芸人になっても変わらなかったようである。

そもそも、彼は合格率99%と言われるNSCすら、面接官に噛みついたために不合格となってしまっているほど尖っていた。若手時代、ある舞台で先輩芸人のブラックマヨネーズ・吉田から「お前カッコ悪いわ」という”フリ”をされたものの、大悟は思わず「あんたよりマシや」と答えたという。

その後、謝ろうと楽屋へ向かうと、扉の向こうから吉田の怒り狂った声がしたために断念、およそ10年経ってから「覚えてないかもしれませんが」と言って謝罪をしたところ、吉田から「1日も忘れたことはない」と返されたという。

遅刻による失敗談も多い。中でも有名なのは、とんねるず石橋貴明とのロケでの話だ。この日、大悟と石橋は初めてのロケだったのだが、大悟は夜通し酒を飲んでいたこともあり遅刻をするという大失態を犯してしまった。

だが、このロケ以前に彼は石橋とスタジオ収録で共演していたことがあり、その時に石橋は大悟が酒好きのキャラクターであることを認知し、遅刻についても「どうせ酒だろう」と思っていた。大悟の必死の謝罪もあって許されたものの、スタッフからは「5年前なら死んでいたぞ」と忠告されたという。

大きな失態としてはもう一つ、大先輩であるヒロミのロケでも遅刻したことがあった。この時も泥酔状態で訪れた大悟だったが、真冬なのに半ズボンという出で立ちにヒロミが大ウケしたことで、この時も大事には至らなかった。

普通であれば、芸人生命が危ぶまれるほどの”無礼”であるが、大悟は持ち前の「面白さ」に加え、先輩から可愛がられやすいという「人柄」が、そうした窮地を救ってきたと言われている。

また、賞レースで優勝した時など、ことあるごとに「たまたま金が入った」と後輩たちに食事を奢っていたこともあり、しかもその多くがわざわざ借金をしてまでの奢りであり、そうした「男気」ぶりから彼を慕う後輩も多いという。

大悟が「昭和の芸人魂を継いだ最後の芸人」と称される所以がここにある。

【参考記事・文献】
https://ponpokopon0713.net/category42/entry129.html
https://dot.asahi.com/articles/-/101691?page=1
https://nikkan-spa.jp/1620814
https://dic.pixiv.net/a/%E5%A4%A7%E6%82%9F%28%E5%8D%83%E9%B3%A5%29

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【文 黒蠍けいすけ】

画像 ウィキペディアより引用

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