人気芸人の千鳥、その岡山弁の鋭いツッコミと激しいボケが大いに受けている漫才コンビだ。
先日のアトラスで、ノブがカンニングをして地下に監禁された話を記事にしたが、2018年3月3日、日本テレビ系列で放送された「嵐にしやがれ」に千鳥の2人が出演し、幾つかのエピソードが披露された。
千鳥の2人の出会いは、高校時代のソフトボール大会であった。中学高校を通じ野球部だった大悟は、ソフトボールは余裕でできる競技であった。だから、ちょっとおフザケ気味に、大股を開きバットの先を振り回すようなオーバーな構えで打席に入っていた。
すると、レフトの方からこんなツッコミが聞こえてきた。
「ドミニカ出身か!」
ノブが発したこの一言を大悟がすっかりと気に入ってしまったのだ。この瞬間が千鳥の2人の出会いであった。
大悟の出身地である岡山県北木島には様々なローカルルールがある。
まず、島には信号というものがなく、生徒が将来都会に出ても困らないように「信号を渡る」授業があった。大悟はこの授業の時、左足から踏み出せば良いのか、右足から踏み出せば良いのか、ひどく悩んだという。
また、当時島には同級生が6人しかいないため、生徒だけでは成り立たず、どうしても島民参加型の運動会になってしまう。当然、島のおばあちゃんが参加するのだが、子供たちと競争してもおばあちゃんの脚力では当然勝てない。しかし、途中で魚を3枚におろすコーナーがあり、最初子供がリードしていても、3枚おろしのコーナーでおばあちゃんが逆転して、最終的にゴールで接戦になるらしい。
千鳥の2人が、手ごきボートで北木島に渡ると言う企画があった、島にゴールした2人を島民全員で日本国旗を振りながら出迎えてくれたという。
岡山県民のみんなの思いが、千鳥の2人を支えているのかもしれない。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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