「四国への遠隔祈祷」

電話占いなどで占い師や霊能者が遠隔で祈祷するサービスがあります。私は基本的に、この遠隔での方法は行わないことが多く、対面でご祈祷することが多いのですが、これはご祈祷しながら相手の様子、どこが悪いのか、どのような効き具合なのかを確認しながら進めたいのでこのようにしています。

2020年の2月になり、新型コロナ問題が発生し外出できず困りました。私も容易に人とお会いできなくなりました。そんな時にアトラスラジオを聞かれた四国に住む女性から連絡が入りました。

和田さん(仮名):
四国在住の60代女性で憑依体質で悩まされていました。お話によると、20年ほど前から抑鬱、倦怠感、肩や背中の凝り、頭痛などの症状に悩まされていたとのこと。たまたまアトラスラジオの神林の回をお聴きになったようで、メッセージを何回かやり取りして電話番号をお伝えし、四国の和田さんにお繋げしました。




「どんな症状なのですか?」

症状から典型的な霊障であろう事はすぐに分かりましたが、約20年前からというタイミングに霊障の原因が関係している事が多いのです。

「ゲップや咳は出たことがありますか?」

お寺や神社でご祈祷を受けた事がある場合、その際に咳やゲップが出るかどうかお訊きしたところ無いとのことでした。私の経験上、憑依した霊が抜ける時に咳、ゲップ、嘔吐、下痢、腹痛、頭痛、発熱、身体の突っ張り・痺れ・揺れなどが起きることが多いです。

「とりあえずやってみましょう」

霊障であるか、否かの簡単なチェックは読経して反応があるかどうか見るのが早いです。まずは般若心経を読み始めたところ、暫くして携帯電話の向こうで反応するのが分かりました。一巻読んだ後に不動明王の真言「慈救咒(じくじゅ)」を唱え始めた時、和田さんが電話の向こうで激しく咳き込みはじめました。

「ノウマク サーマンダ バーザラダン センダンマーカロシャーダ ソハタヤ ウンタラタ カンマン」

いつもより多めに慈救咒を繰り返し、最後は回向というものを唱えて終わりにしました。このように咳などで反応があったので霊障と考えてよいのです。

「どうでしたか?」お訊きすると、
「最後のご真言のところでいきなり咳が出始めて。咳が出たのは初めてです。」

多少驚かれているようでしたが、やはり憑依霊が抜ける時は咳やゲップがよく出るものだと思いました。次に観音経を唱えして2度目のご祈祷を行うと、今度は最初から咳が出続けて少し苦しそうでしたが、二度目のご祈祷の間に頭痛などが消えてしまったようです。

和田さんに感想を書いてもらいました。


密教法具の五鈷杵

先日はありがとうございました。和田です。私の祖母は霊感のある人で山岳神道と真言宗を信仰している家系です。兄 2人は、現在も無形文化財指定のお神楽を舞っています。父方の先祖は藤原家で南家麿呂(藤原武智麻呂)の末裔、村史に名前もあり、確かお墓もあったと思います。

関所の役人だったそうで平家の落人と聞いていましたが、最近お会いしたある霊能者によると源氏ではなかったと言われました。真相は分かりません。

幼少の頃、父親に中途半端にお経を唱えたり「印」をむやみに真似して組んではならないと教えられたこともあります。母方の祖母は特に信仰が篤く真言宗の在家僧侶でもあり、毎日朝夕、般若心経や観音経をお唱えしていたのを覚えています。私もお経は少しだけ覚えています。


和田さん(左)と在家僧侶であったお祖母様(右)

祖母は私たち家族と別々に暮らしており、16歳の時に初めて会いましたが、私はたまに実家から祖母の家に訪れて一泊して帰るなどしていました。祖母は毎朝4時になると木魚を叩きながら1時間位おつとめをしていました。私はいつも祖母の唱えるお経を聴きながら、いつのまにか寝ていました。

姉妹がおり、2番目の妹も霊感が強く幼少期から現在まで信仰心があります。後の姉妹3人はどちらかと言えば、宗教には懐疑的で、信仰心が篤いのは私と2番目の妹だけです。

中学生の頃からラジオのルーテルアワーと言う番組を聴き、小さな新約聖書を読みイエス様が好きでした。20代から頭痛が発症しましたが、母親も同じく頭痛があり服薬していました。頭痛は地震の前になると酷くなり、東日本大震災の時は薬も効かなく、1週間続き、震災後はいつの間にか痛みも無くなく消えていました。震度と場所によっては強烈な目眩もする時があります。

そんな時に神林さんと言う僧侶を知りました。ネットで検索したら Twitter がみつかり迷わずメッセージを送りました。当日ご謙遜されながら快くお引き受け頂き、お電話でご祈祷をお願いしました。

私の症状は『頭痛鈍痛、両肩の違和感、気持ちの落ち込み、耳鳴り』で、最近飲んでいなかった鎮痛剤を飲むようになっていました。お電話した時、携帯電話の音声がおかしくとても変な感じがしたので翌日にお願いしようと思っていましたが、今でも大丈夫ですよと仰られてご祈祷を受けました。しかし本当はその日は気持ちも消極的でした。

ご真言や大日如来、般若心経や観音経等のご説明をされ、お経が始まりました。

般若心経は最初あまり変わらなかったのですが、真言で咳が出始め最後の方で強く咳き込み4回咳が出て、肩も軽くなりました。観音経の時も咳き込みました。お経を聴きながら私も30代から写経をしていた事、お墓参りでも般若心経を唱えていたことを思いだし、現在は止めている事に気づきました。これが20年位前かもしれません。

ご祈祷後に在家僧侶だった祖母のことをお話している時、近くに祖母が近くに居るような感じがして不思議でした。今まで何度か神職または仏様に関わって生きたらと勧められたことがありましたが、今回のことで神道より自分は真言宗だと確信し、毎日お経を読む事を勧められ、そのようにしてみようと思いました。

その様な人生を選んで生まれてきたのかもしれないと思い、しかしそれに抗っている自分に気付かず過ごして来たのかもしれません。

ご祈祷の後、眼の前が明るく、気持ちも軽く、頭痛も治り、両肩も軽くなっていました。今回気づきをいただきました。凡そ 1 時間程の浄化のお経でした。

どうもありがとうございました。


四国の風景




和田さんの住んでいる四国と私の住む場所は数百km離れています。以前も遠隔でやってみたことはありますが、今回は特に離れていましたので自分としても興味深い経験でした。遠く離れていてもエーテルなのか正体は不明ですが「何か」が繋がると実際の物理的距離はあまり関係無いというのは今までの経験で知っていました。

携帯電話の音声が最初は不調だったようですが、これも霊障でよくある事であり、一種の妨害が入っていると考えます。さらにご本人は当日、ご気分が優れず別の日にしたかったようですが、私はこの日に強行しました。結果良かったと思います。気持ちが落ち込み鬱状態になってしまい予定日にご祈祷できないこともしばしばありこれも妨害の一種であると考えます。

妨害とはとり憑いている霊が、浄霊を受けて離れなければならない事を恐れ、気分が悪くなったり、事故に遭ったり、熱が出たり、怪我をしたりして予定の日に祈祷できなくなることを指します。あまりに妨害が強いと何度予定を組みなおしてもお会いできない方もおり、そのためご祈祷は出来る時に強行することも時に大事です。

お祖母様に霊感があり真言やお経を唱えしていたとお聞きした時、私も近くにそのお祖母様がいらっしゃるような気がしましたので、それをお伝えしました。

霊障には家系的なものがありますが、おそらく母方の家系に何か因縁があるのでしょう。この因縁は良いとも悪いとも言え、和田さんはおそらくお祖母様のように「祈る」ことが必要な方なのだろうと判断しました。

気分落ち込み(鬱)や頭痛や肩こりなど、典型的な霊障の症状なのですが、これはとり憑いている霊を供養し去ってもらうことで改善することが多いです。

西洋のエクソシズムのように悪魔の名前を聞き出し無理矢理に叩きだす、というタイプの祈祷も日本に存在するようですが、私は基本的にそれは行わず、ただひたすら供養することで憑依霊に満足して去ってもらう方法をとります。

今回おそらくは和田さんのお祖母様が引き合わせたのだろうと思います。長いことご自分で勤行することから離れていた事も良くなかったでしょう。運命的なものだと思いますが、何人も兄弟がいてその内 1 人だけがこのように祖霊を祀るなどをする役目になることがあります。和田さんがこの役目の人だったのでしょう。家系の因縁を取り扱う運命であったという事です。

そして重い霊障は一度や二度のご祈祷で完全に取れる事は少なく、何年もかけ何度もご祈祷することで少しずつ軽減し大概は日常生活に問題ない位には落ち着きます。私が何度もご祈祷しても良いのですが、ご自身でもやられた方が効果は高いので、私は大概の場合、ご自身でメンテナンスできるよう毎日の読経や瞑想法をお教えしお勧めしております。

神林龍光

ご祈祷のご相談はタートルカンパニーさん経由でも直接でも可能です。
Twitter: @k_ryukou
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(山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

トップ画像©S. Hermann & F. Richter PIXABAY

 

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